鹿児島中央から宮崎までの、特急きりしま8号の指定券です。
みんなの九州きっぷ全九州版と併用したものです。
特急きりしま8号には、787系の4両編成が使われています。
2018年のダイヤ改正から、特急きりしま号に関しては783系充当の2往復を除いてワンマン運転を行っています。ワンマン運転対象となる列車はいずれも787系4両編成が使われています。
ワンマン運転といっても車内改札が全くないわけではなく、私が乗車した際も車内改札が行われていました。
みんなの九州きっぷ全九州版です。
みんなの九州きっぷは、乗車3日前までのネット予約*1限定で販売されている企画券です。全九州版と北部九州版の2種類があり、販売額は前者は10,000円、後者は5,000円となっています。
全九州版の効力は九州新幹線を含むJR九州線全線の特急列車自由席に連続する2日間乗り放題となります。
ただし利用日には制限があり、設定期間内の土日祝の連続する2日間である必要があります*2。
指定席に関しては6回まで無料で取ることができます。ネット予約からの指定席の仮押さえはできないので、みどりの窓口か指定席券売機を使って指定を取る必要があります。
なお、7回目以降の指定席利用に関しては運賃部分のみ有効で指定席特急料金*3が別途必要になります。グリーン席に関しても運賃部分のみ有効で、別途特急料金とグリーン料金が必要となります。
指定席を取ると、券面に★の印字がされます。
指定席券売機で指定を取る場合は、販売額が書かれている側*4を奥にして挿入すると正しい向きで印字されます。反対の向きで挿入すると、★も反対向きで印字されます。
みどりの窓口で指定を取っても★は印字されますが、指定席券売機のものと比べて潰れた形で印字されます。
九州新幹線全線乗り放題で販売額が10,000円というぶっ壊れた価格となっています。博多から鹿児島中央まで片道新幹線自由席を使うだけで元が取れてしまいます*5。
元々は指宿にサイクリングをしに行くための足として使うつもりでしたが、連日の猛暑でサイクリングは危険と判断したので、予定を変更して主に宮崎や鹿児島の料理を食べるための足として利用しました。
なお、新幹線の自動改札機に通しても赤文字の印字はされません。15回以上印字すると自動改札が通れなくなるエラーを回避するための措置でしょうか?
長崎電気軌道の市民会館電停乗り換えの電車のりかえ券です。
長崎電気軌道は従来、新地中華街*1電停のみを乗換箇所として指定していましたが、利便性向上と新地中華街電停の混雑緩和を目的として、2020年7月1日からは新たに市民会館*2電停も乗換箇所として指定されました。
市民会館電停が乗換箇所として指定されたのに伴い、新たに市民会館での電車のりかえ券が発行されるようになりました。
3号系統が運休になっていた期間に発行されていた電車のりつぎ券とは色が異なっています。
市民会館電停での乗り換えは以下の向きでのみ乗り換えができます。
前者は水色ののりかえ券が、後者は黄色ののりかえ券がそれぞれ発行されます。
なお、市民会館と新地中華街で連続して乗り換える場合は2回目ののりかえ券の発行は行われません。
電車のりつぎ券の裏面です。内容は新地中華街乗り換えのものと概ね同じで、電停名が市民会館に変わっているぐらいです。
長崎電気軌道は2021年3月31日をもって現金での乗り換え扱いを終了し、紙式のりかえ券の発行を終了すると予告されています。それ以降は新地中華街・市民会館での乗り換え扱いを交通系ICカードに限定するとのことです。
中央通り*1から長崎駅前までの、高速バス・サンライト号の確保券です。
SUNQパス北部九州2日間用と併用したものです。
サンライト号は長崎市内と別府・大分を乗り通した場合、通常運賃が4,610円~4,720円となります。
SUNQパス北部九州2日間用の販売額が4,500円となっているので、片道乗り通すだけで元が取れてしまいます。
サンライト号は、長崎と別府・大分を結ぶ高速バスです。長崎県営バス・長崎バス・大分バス・大分交通の4社共同運航路線となっています。
長崎県内相互間の利用や、大分~別府間相互間の利用はできませんが、途中の大分自動車道上にある湯布院インター、玖珠インター、高速日田、杷木*2、高速甘木では乗降可能となっています。
かつては高速道路上の各停留所に停車する各停便や、長崎市内~別府間無停車のスーパーノンストップ便も運転されていましたが、2015年7月に現在の停車地に統一されています。
阿蘇駅前から高速基山までの、高速バス・ASOエクスプレスの確保券です。
SUNQパス北部九州2日間用と併用したものです。
ASOエクスプレスは、福岡と阿蘇地区を結ぶ高速バスです。2019年4月1日に運行開始しました。
阿蘇側は阿蘇駅の他に、カドリードミニオンや内牧温泉といった観光地やホテル・旅館にも立ち寄る観光利用を主眼に置いたルートになっています。
現在は2往復運転していて、西鉄と九州産交の共同運航路線となっています。
実際に乗車しましたが、新型コロナウイルスの影響か乗客は少なかったと記憶しています。
大津~赤水間の国道57号が熊本地震で被災して通れなくなっているので、この区間はミルクロードと二重峠の方に迂回して運転を行っています。国道57号復旧後はそちらにルート変更が行われると思われます。
熊本ICからは高速道路走行となり、途中の北熊本SAで開放休憩が行われます。
熊本から阿蘇までの、特急あそ5号の特急券です。eきっぷを適用しています。
特急あそ号は、豊肥本線が全線で運転を再開した2020年8月8日から運転をしている列車です。
運転区間は熊本~宮地間となっていて、熊本から阿蘇方面へのアクセス列車として設定されたものです。
「あそ」の愛称は2004年3月以前に熊本~大分・別府間で運転されていた特急列車の愛称として使われていて、現在の「九州横断特急」の前身といえる列車です。
九州横断特急に列車愛称が変わったことで一度消滅していますが、熊本地震以前の特急あそぼーい!*1の運転区間を引き継ぐ形で愛称が復活しています。
車両側面の行先幕も、恐らく2004年以前で使われていた特急あそ号のものが使われています。
特急あそ号の定期列車としては1往復*2となっていますが、臨時列車として2往復*3が設定されています。
私が乗車した特急あそ5号は、キハ185系の2両編成が使われていました。
2両編成で運転する場合は車掌が乗務しないワンマン運転となります。
熊本地震以前の特急九州横断特急みたいに車掌が乗務しない代わりに客室乗務員が乗務して車内改札も行う・・・ということはなく、運転士一人だけしか乗務しないローカル線の普通列車と同じ体系のワンマン運転となっています。
高速基山から島鉄バスターミナルまでの、高速バス・島原号の確保券です。
SUNQパス北部九州2日間用と併用したものです。
島原号は、福岡(天神・博多駅)と島原を途中諫早経由で結ぶ高速バスです。西鉄と島鉄の2社が共同運航を行っています。
福岡~諫早間は高速道路を経由し、諫早~島原間は島原鉄道線に沿った国道を走ります。駅が近くにある本諫早・愛野・多比良にも停車します。
福岡と島原を結ぶ交通機関は島原の他に、西鉄電車・JR鹿児島本線とやまさ海運の高速船・三池島原ラインを乗り継ぐルートもあります。
所要時間だと電車と高速船を乗り継ぐルートの方が短いのですが、運賃面では島原号の方が安くなります。
島原号に乗る。何気に初めて乗る島鉄バス。
— プライド (@pride_787) 2020年8月7日
通路側席には旅のお供をするネコっぽい何かがいるw pic.twitter.com/TvkHi37niu
新型コロナウイルス感染症対策として、私が乗車した島鉄便では通路側席の販売を取りやめており、通路側席には猫っぽいぬいぐるみが置かれていました。
北部九州+下関の2日間用のSUNQパスです。
SUNQパスの北部九州+下関版は通常のものだと連続する3日間有効で券面も赤系の色になっているのですが、2日間用のものは水色の券面になっています。また、折り目のないタイプのものになっています。
効力そのものは通常の北部九州版と同じですが、利用可能日が土日祝で連続する2日間限定となっています。
また、通常の北部九州版が連続する3日間有効で9,000円なのに対し、北部九州2日間用は4,500円*1となっていました。
北部九州2日間用は元気割キャンペーンの一環として期間限定で発売されたもので、2020年7月23日から同年9月27日までの設定となっています。
それ以前にも北部九州2日間用は発売されていたのですが、そちらは発売していたのが大韓民国だけで券の色も紫という効力は同じの別物となっていました。
実際に2日間連続の日帰りで使ってきました。主に九州を横に横断するようなルートで使っていました。
これから島原から熊本へ有明海を横断するのですが、熊本フェリーの方はSUNQパスで乗船することができる。
— プライド (@pride_787) 2020年8月8日
その際、コピー紙めいた乗船券を切符売り場で受け取る必要がある。 pic.twitter.com/iN28MhgLyD
バスの他に熊本フェリーも使えるので、それも旅程に組み込んでみました。
*1:長崎~別府・大分線サンライト号を片道乗り通すだけで元が取れてしまう
都電の1日乗車券です。都電荒川線の車内でも買い求めることができます。
その名の通り、都電荒川線の全区間に1日乗り降り自由となる切符です。降車時に運転士に裏面の日付を見せます。
他に、都電沿線の施設や店舗で特典を受けることもできるんだそうです。
磁気カードタイプになっていて、都電1日乗車券のほかに「都営まるごときっぷ」でも共通のカードが使われているようです。そのため、券面裏面に都営まるごときっぷの説明書きがあります。
磁気カードタイプの他に、PASMOやSuicaに1日乗車券の情報を載せることができる都電IC1日乗車券もあります。効力は磁気カードタイプと同じで、降車時に読み取り機にICカードをタッチします。
但し、沿線での特典が都電IC1日乗車券にはないのには注意が必要です。
都電荒川線は荒川区にある三ノ輪橋と新宿区にある早稲田を結ぶ路線で、都電としては唯一現存する路線となっています。
都電荒川線の大部分は専用軌道となっていますが、王寺駅の前後区間には併用軌道区間があります。都内では唯一の併用軌道区間となっています。
運賃は均一運賃になっていて、1日乗車券を使う場合は4回乗ると元を取ることができます。
京王ライナーは京王電鉄が運転している座席指定制の有料列車です。列車の種別名も兼ねているんだそうです。
この時は新宿行きの上り列車を使いましたが、途中停車駅は全て乗車専用となっていて終点の新宿駅以外での下車はできません。
分倍河原駅の券売機で座席指定券を購入しましたが、出てきたのはレシート券でした。
交通系ICカードの残高を使って購入することもでき、その際は券面にICの文字が印字されます。
京王ライナーには5000系が使われます。京王では初となる座席指定制列車に充当するために導入された車両です。
東武のTJライナーのように、ロングシートとクロスシートに転換できるデュアルシートを採用しています。各座席にはコンセントが設置されています*1。
休日の上りというのもあってか、車内はぼちぼち乗っている程度でした。空いていたので快適に過ごせました。
京王ライナーはそもそも上り列車の本数自体が少なく、新宿発の下り列車だと本数が増えるようです。
交通系ICカードの残高を使って購入している以外は、これといった特徴もない普通の乗車券です。
着駅の分倍河原駅は京王の管轄下にある駅*1ですが、無効印自体は普通のものでした。
何気なく武蔵野線の205系電車に乗りましたが、動き出すとVVVFインバータの音が聞こえてきて「は?」ってなりました。
調べてみたら武蔵野線の205系は最初からVVVFインバータ制御だったわけではなく改造されたものだとわかりましたが、これは武蔵野線の直通先である京葉線の勾配に対応するために改造されたんだそうです*2。
なお、武蔵野線の205系は山手線から転入するE231系に置き換えられる形で今後はインドネシアの鉄道会社へと譲渡されることになっています。
TJライナーは、東武東上線で運転されている座席指定制の有料列車です。列車名のTJは東上本線のローマ字表記「TOJO」から来ていて、読みは「ティージェイ」と読むようです。
下り列車は池袋から寄居町までの運転、平日に運転される上り列車は森林公園から池袋までで運転されています。
池袋駅のTJライナーと書かれた券売機で購入できます。券面にQRコードが印字されていて、TJライナーの乗り場となる5番乗り場の中間改札にある読み取り機にQRコードをタッチして通過します。
下り列車の場合はどこで降りても着駅がふじみ野になります。これはふじみ野から先が乗車券だけで利用できるようになるためで、着席保障の区間が池袋→ふじみ野になっているためです。
クロスシートとロングシートの両方に切り替えることができるマルチシート仕様になっていて、TJライナーの運用時にはクロスシートになっています。
この機構は関東では東武のTJライナーの他にTHライナー、京王の京王ライナーや西武のS-TRAIN、東急のQシートでも採用されています。座席のリクライニング機構がないのは共通しています。
座席指定券さえ買っておけば必ず座れるので、着席保障という観点で見ればアリだと使ってみて思いました。特にこの時は荷物がそれなりにあったので、座れるかもわからない電車の乗車列に並ばなくてもいいのが気持ち的に楽だった気がします。
羽田空港国内線ターミナル*1から品川までの、京急ANAのマイル往復きっぷです。
正規の運賃と同額で販売されるので割引はないですが、この切符を購入することでANAのマイルが加算されるようになっています。
羽田行きの便のある一部空港*2の保安検査場通過後の待合室に設置してある京急の券売機で購入することができます。購入するにはANAカードかANAマイレージクラブカードが必要となりますが、羽田まで向かう際にANAの飛行機に乗る必要はありません。
以前、片道のものを紹介しています。片道が30マイル貯まるのに対し、往復の場合は70マイル貯まるようになっていました*3。
私は福岡から羽田までJALの飛行機に搭乗する前に購入しています。が、福岡空港の券売機でもANAマイルきっぷを販売していない券売機があり、搭乗口近くの券売機が販売していないものでした。
搭乗まで時間があったので、結局は数百メートル離れた京急の券売機まで往復して買いました。