指宿から鹿児島中央までの、特別快速なのはなDX8号の指定券です。
特別快速なのはなDXは、九州新幹線の部分開業時と同時に指宿枕崎線に設定された指定席車両を連結した列車です。
車両自体はキハ200系が使われています。
特別快速なのはなDXは3両中1両が指定席車両で、座席が自由席と違うものだったり、展望スペースがあったりと自由席車両とは差別化を図っていました*1。
指定席車として使われる車両自体が1両しかなかったため、その車両が検査で運用に就けない場合は指定席車両なしの快速なのはな号として運転していました。
その後、九州新幹線の全線開業を機に指宿枕崎線には新たな観光特急指宿のたまて箱を入れることとなり、特別快速なのはなDXは置き換えられる形で廃止されています。
自由席車両に使われていた車両は引き続き指宿枕崎線の普通列車や快速なのはな号に使われていますが、指定席車両に使われていた車両に関しては塗装を赤一色にした上で熊本に転属し、肥薩線の普通列車として使われているんだそうです。
*1:なお、座席はリクライニング機構を封印したリクライニングシートみたいな何かで、自由席車両のほうが座り心地がいいという残念仕様。