急行能登号は、上野と金沢を結んでいた夜行急行列車です。
上野~東北線~高崎線~上越線~長岡~信越線~北陸線~金沢という経路を走行していて、深夜帯の長岡駅で列車の進行方向が変わっていました。
当時の急行能登号は定期列車で、車両は電車の489系でした。
この時に乗った急行能登号が最初で最後の乗車となりました。
金沢から直江津までになっていますが、実際は高岡から乗っています。
グリーン車の座席は4列シートで、いかにも国鉄時代な座席でした。
それでも快速ムーンライトながら号などとは違って夜間は減光されるので、問題なく眠れると思います。
当時は全く同じ区間を寝台特急北陸号*1も走っていて、上野と金沢を結ぶ夜行列車は実質二往復運転されていました。寝台特急北陸号の寝台か、急行能登号の座席かを選択できました。
今は寝台特急北陸号は廃止され、急行能登号はのちに臨時列車として車両を485系に変更した上で運転されていましたがそれもひっそりと廃止されてしまいました。
*1:北陸号は機関車牽引の客車列車