九州新幹線が全線開業した日の、新幹線みずほ600号指定券です。3枚とも同じ日の同じ列車となっていますが、座席位置が異なっています。
この列車の指定席の発売日となる乗車1ヶ月前の時点で競争率が高く、鹿児島中央から新大阪までの全区間の直通では取れなかったので、苦肉の策で区間別に指定券を発券しています。
博多→新大阪、鹿児島中央→熊本、熊本→博多の順で取りました。指定券を分けたため、当日は熊本と博多で席を移動しています。
みずほ号は、新大阪~鹿児島中央間を運転する山陽・九州新幹線の最速達列車です。
途中停車駅は全列車停車駅のみに絞られていました*1。
当初は山陽新幹線と九州新幹線の直通列車は公募で決定したさくら号だけで行う予定だったのが、航空便対策とビジネス客の取り込みのために急遽最速達列車としてみずほ号が設定されています。
東海道・山陽新幹線におけるのぞみ号と同じ扱いとなり、ジャパンレールパスやフルムーン夫婦グリーンパスといった一部企画乗車券では自由席を含めて一切の乗車ができなくなっています。
開業初日のみずほ600号は鹿児島中央駅から新大阪駅まで直通する一番列車でした。
開業日前日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響を受けて開業記念式典等は自粛されたため、静かな滑り出しでした。新大阪到着前に、「鹿児島からの直通一番列車にご乗車頂きまして……」と車掌さんからアナウンスがあったぐらいでしょうか。