紙切れ旅行記

旅行で使った紙切れを紹介する何かのブログ。時系列はだいたいバラバラです。

九州横断特急6号 指定料金券



人吉から別府までの、特急九州横断特急6号の指定料金券です。

夏の思い出きっぷと併用したものです。

himatsubushi2.hatenablog.com

特急九州横断特急は、別府~熊本・人吉間を結んでいた列車です*1

元々は別府・大分~熊本間で特急あそと、熊本~人吉間で急行くまがわが走っていたのですが、2004年の九州新幹線部分開業を機にこれら2列車を統合して特急九州横断特急が登場しました*2

列車名が九州横断特急で、種別の特急を付けると「特急 九州横断特急」と、特急というのをやたら強調してるような列車名だと私は思ってます。
その割には停車駅が多いので、特急らしい走りとは言い難い列車です。

切符の券面を見たらわかるように、実際に全区間乗り通してきました。時間にして4時間34分にも及びます。
私が乗った時は人吉を満席で発車し、八代で一部の客が降り、熊本で客が入れ替わった後にスイッチバックして豊肥線に入り、阿蘇・宮地で多くの客が降りて、大分で殆どの客が降りたといった感じです。
終点の別府到着後は、わずか数分で来た道を降り返していくというかなりハードな運用です。


さすがに人吉から別府まで乗り通す好き者はいないだろうと思っていたら、案外いたのに驚きました。



車両はキハ185系の2両編成が使われ、ワンマン運転を行っています。ワンマン運転なんてローカル線の普通列車程度だろうと思っていたら、この九州横断特急や特急はやとの風の登場でその幻想をぶち壊された感じです。
ワンマン運転を行う場合は車掌が乗務しませんが、客室乗務員が乗務して検札などを行っているそうです。

多客期には1両増結した3両編成で運転し、その際は車掌も乗務します。また、その際に指定席車両よりも自由席車両の方が座席グレードが高い*3という逆転現象が起きる場合もあります。

*1:後に熊本~人吉間は廃止

*2:特急あそと統合されなかった急行くまがわ号もあるが、これは特急格上げで特急くまがわ号となった。

*3:中間車となるキハ186の元グリーン車の座席が自由席となっている