紙切れ旅行記

旅行で使った紙切れを紹介する何かのブログ。時系列はだいたいバラバラです。

きらめき21号 九州ネットきっぷ


小倉から博多までの、特急きらめき21号の九州ネットきっぷです。

特急きらめき号は博多~小倉・門司港間を結ぶ短距離特急です。きらめきという愛称は、かつては北陸本線の特急列車*1の愛称として使われていました。


従来鹿児島本線を走っていたホームライナー編入する形で数を増やしたので、以前は普通車は臨時列車以外全車自由席でした。
九州新幹線全線開業に伴うダイヤ改正で増便し、一部列車を除いて普通車指定席が設定されるようになりました。
なお、増便した分は門司港発の特急リレーつばめと特急有明の博多以北のスジを引き継いだものです。

九州ネットきっぷは同区間の2枚きっぷの1枚あたりと同じ価格設定になっていますが、指定席を使うことで割安感みたいなのを出す事ができます。
これは2枚きっぷで指定席を使うと指定料金がかかるためで、九州ネットきっぷの場合は指定席と自由席は同じ値段になっています。

参考までに博多〜小倉の在来線片道あたりの値段を比較してみます。

 

  • 普通運賃(普通・快速)・・・1,250円
  • 4枚きっぷ(自由席)・・・1,300円
  • 2枚きっぷ(自由席)・・・1,400円
  • 九州ネットきっぷ・・・1,400円
  • 特急自由席・・・1,750円
  • 4枚きっぷ(指定席)・・・1,600円(閑散期) or 1,800円(閑散期以外)
  • 2枚きっぷ(指定席)・・・1,700円(閑散期) or 1,900円(閑散期以外)


普通列車の回数券と、特急指定席の正規料金は省いています。

ちなみに、博多行きの特急列車は先頭車と787系2号車指定席以外は指定席解放を行うので、大抵の場合は自由席で事足りたりします。


区間を走る特急ソニックに比べると乗客が少ないですが、特急きらめきには振り子式車両は使われないので、苦手な人は選ぶといいでしょう*2
しかし特急ソニックより乗客が少ないせいか、今年の夏に行われた節電対策で平日昼間の3往復が間引きされる形で運休になったりしています。

*1:米原~金沢間を運転していた

*2:特急ソニックは全列車振り子式車両を使用