紙切れ旅行記

旅行で使った紙切れを紹介する何かのブログ。時系列はだいたいバラバラです。

北九州〜別府・大分線 西鉄バス乗車券


かつて運行していた高速バス「北九州〜別府・大分線」のバス乗車券です。
北九州側の西鉄バス北九州と、大分側の亀の井バスと大分バスが共同運行していましたが、2011年9月を最後に廃止されています。
この時に使ったのが西鉄バス北九州担当便で、券面には「バ北運行」と書かれています。

この区間では、JR日豊本線の特急ソニックと競合していました。
列車にもよりますが、特急ソニックでは小倉〜大分間が約1時間20分で結ぶのに対し、この区間のバスでは約3時間と特急ソニックの倍近くかかっています。

高速バスと銘打っているものの、当時の別府と北九州の日豊本線に沿った区間は高速道路が部分的にしか開業しておらず、大半が一般道の国道10号の走行となっていました。
後に停留所を増やしたりしていましたが、所要時間がかかり過ぎるのが仇となったのか廃止に至っています。


私は大分から小倉駅まで乗車しましたが、大分から別府にかけての国道10号の通称「別大国道」の区間で渋滞に引っかかりました。別府の時点で1時間近くの遅れが出ていて、その遅れを引きずったまま北九州市内に入りました。
3列シートの車内に乗客は片手で足りるぐらいの人数しか乗っておらず、乗車してて「これ廃止されるな……」と真っ先に思いました。

今は国道10号や日豊本線に平行するような形で東九州自動車道が建設中で、2016年度に開通する予定となっています。
その時にまたこの路線が高速道路に乗せ替えた上で復活するんじゃないかと、私は思っています。