紙切れ旅行記

旅行で使った紙切れを紹介する何かのブログ。時系列はだいたいバラバラです。

SL冬の湿原号 指定席券

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標茶から釧路までの、SL冬の湿原号の指定席券です。


JR北海道内のSL列車専用の指定席料金となっているため、少し割高の800円となっています。増税後の現在は820円となっています。

SL冬の湿原号は、冬季に釧網本線の釧路〜標茶間を運転する蒸気機関車牽引の観光列車です。
一部運転日は川湯温泉駅まで延長運転するときもあります。

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車内では乗車証明書が配られていました。

この時はSL冬の湿原号に乗車するために北海道の道東方面に行ったようなもので、この列車を軸に行程を組んでいました。
観光をロクにしなかったのはこのためでした。

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SL冬の湿原号の牽引機として使われるC11-171

SL冬の湿原号に使われている機関車は、タンク機関車のC11形蒸気機関車の171号機です。後方の視界が比較的良く、バック運転も容易なため線区を選ばない機関車として蒸気機関車が現役だった時代は主に都市近郊のローカル線で使われていました。

標茶駅には転車台がないので、機関車の方向転換が出来ません。
日によって異なりますが、SL冬の湿原号は片道は牽引運転、片道は逆向きでの牽引運転で1往復する場合が殆どです。

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機関車を逆向きのままで運転する釧路行きのSL冬の湿原号


私が標茶から釧路まで乗車した際は、逆向きのバック運転で牽引していました。C11形のタンク機関車の特性を活かしていました。

沿線で野生動物と出会う場合があり、その場合は列車を停止させる時があります。
この時は途中で止まるということはなかったですが、茅沼駅で野生のタンチョウが見れました。