札幌〜函館間の急行指定オプション券です。
主にSきっぷ等の特急自由席利用の企画乗車券で急行の指定席を使おうとすると、これが発券されます。
120mm券で発券されるので、85mm券で発券される指定料金券のように自動改札機に通すことはできません。
急行はまなす号利用の場合に自由席から指定席へとランクアップさせるオプションの扱いで、指定料金券の急行バージョンといった感じです。
・・・だったら指定料金券で出せばよさそうな気もするんですが、
- 指定料金券は特急列車で自由席から指定席へランクアップさせるオプション扱い。
- 急行の指定席は、急行券+指定席券の一葉券で発券することになっている。
- 急行の指定席券(指定席料金部分)は単独で発券することを禁止している。
これらの問題があるので、企画券扱いで急行指定オプション券を用意した・・・といった感じだと思います。
指定料金券の急行バージョンといった感じなので、指定料金券の制度がないJR東日本と跨る区間では発券ができず、利用区間はJR北海道線内で完結する必要があります。
また、JR北海道線内完結の急行の指定席料金は距離関係なく通年で310円となっているため、急行の指定席を利用する区間に関わらず券面の区間は 札幌⇔函館 となります。
券面には
と書かれているので、事実上急行はまなす号専用となっているようです。
急行指定オプション券と一緒に発券される、急行はまなす号の指定券です。急行指定オプション券と重ねてホチキスで留めた状態で渡されました。
ホチキスで留められた切符は自動改札機に通すと確実に中で詰まるので、急行指定オプション券+はまなす号指定券は自動改札機には投入せずにSきっぷ等の切符だけを通して通過することになります。
1時間程度の乗車ですが、ドリームカーの座席に指定されていました。
上記したように、急行指定オプション券は事実上急行はまなす号専用のものとなっています。
北海道新幹線が新函館北斗まで開業するときに急行はまなす号が残っているかどうかで、急行指定オプション券が残るかどうか変わってくるような気がします。