三江線にあった石見川本駅の入場券です。
石見川本駅にはマルスはありませんが、POS端末が設置されています。かつては自動券売機も設置されていたそうですが、現在は撤去済みで切符の販売は窓口のみで行っています。
三江線自体が2018年4月1日付で廃止されているため、石見川本駅も同時に廃駅となっています。
石見川本駅は島根県邑智郡川本町にあった三江線の途中駅で、三江線内で5駅あるうちの列車交換の設備のある駅のひとつとなっています。石見川本から江津までは列車の交換設備のある駅がありません。
江津方面の上り列車で1本だけ三次発石見川本行きがありますが、この列車は石見川本駅に到着後に乗客を全て降ろして車内を施錠した上で1時間以上止まり、発車時刻が近くなると改めて石見川本発江津行きの列車に化けて江津に向かいます。
これは上記したように石見川本から江津までの各駅で列車交換可能な駅がないため、江津方面から来る対向列車を待つためにこのような運用になっているんだそうです。
私が石見川本駅を訪れた時も、石見川本で1時間以上止まる列車を利用しました。私が乗った日は始発の三次駅で福塩線からの列車接続を待ったために30分近く遅れていたため、石見川本駅では1時間も止まってませんでした。
石見川本駅のすぐ向かいに「三江線おもてなしサロン」という無料の休憩所があり、そこでは三江線の乗車記念証的なものを配布していました。三江線の廃線の1年前から来場者をカウントしているんだそうです。