出雲市から備後落合*1までと、備後落合から木次*2までの、奥出雲おろち号の指定席券です。
奥出雲おろち号は木次線の観光トロッコ列車で、4月から11月の主に土休日に運転されています。
木次〜備後落合間の運転が基本となりますが、一部の運転日には備後落合行きの列車が出雲市始発で運転されています。
併用した乗車券です。
往路の出雲市〜宍道間は別の乗車券を使っています。
往路の木次線に入ると、車掌さんが記念乗車証のポストカードを配っていました。
奥出雲おろち号はディーゼル機関車*3と客車2両で構成された列車で、機関車は宍道・木次寄りに連結されています。木次線内での備後落合行きは機関車が後ろから客車を押す形となり、木次行きは客車を牽引する形となります。
奥出雲おろち号の運転がない冬季には除雪列車としても使われるため、ラッセルヘッドの取り付け部がそのまま残されています。
客車の1号車となる車両には運転台が設置されていて、ヘッドライトが付けられています。木次線内の備後落合行きはここから後方のディーゼル機関車を遠隔操作しています。
1号車はトロッコ車両で窓のない開放的な車両となっていて、2号車は控え車となっています。指定自体は全て1号車のものとなっていますが、2号車の控え車は1号車と同じ座席番号の席を利用できるようになっています。
実質1両分しか指定席の設定がないので、時期によってはすぐに指定席が売り切れるということもあるそうです。
11月の後半に乗車しましたが、木次線の沿線は紅葉がきれいでした。出雲坂根駅から南側では雪が降っていて三井野原駅では吹雪いていて一足先に冬を体感しました。まさかトロッコ列車乗車中に吹雪にあうとは思ってませんでしたが…。
他に途中駅では弁当や蕎麦といった沿線の特産品の販売が行われていたり、出雲横田以南では車内販売も行われていました。