信州特急料金回数券は、長野県内のJR東日本管内の特急自由席が利用できる4枚綴りの回数券です。
自由席特急券の効力だけで運賃は含まれていないので、利用には乗車券・定期乗車券・回数乗車券と組み合わせて使います。
券面には「富士見〜南小谷または松本〜長野の1駅」から「富士見〜南小谷または松本〜長野の1駅」までと印字されていますが、要はこの区間内の1駅から任意の1駅まで片道利用できるということです。途中下車はできませんが、改札を出なければ塩尻駅や松本駅で特急列車同士を乗り継いで利用することもできます。
長野〜塩尻間では特急しなの号の空いている指定席も利用できるとあります。指定券を持つ人が優先となるので、本来の指定席利用者が来たら席を譲る必要があります。
販売額は4枚綴りで2,040円で、1枚あたりだと510円となります。正規の自由席特急券の初乗り料金が750円なので短距離で利用しても安くはなりますが、長距離になるほど割引率が大きくなります。
信州特急料金回数券ですが、2019年春までに販売・利用ともに終了となる予定です。これは中央東線の特急列車に新たな着席サービスの導入することで自由席がなくなるためで、自由席利用となる信州特急料金回数券もそれに合わせて販売を終了するんだそうです。
ただし長野〜塩尻間の特急しなのには自由席が残るので、代替として新たに信州しなの料金回数券が2019年春以降に発売されることになっています。