これらの乗車券は、上野動物園内にある東京都交通局上野懸垂線のものです。「上野モノレール」や「上野動物園モノレール」とも呼ばれていたそうです。
乗車券の券面には「東京都懸垂電車」と書かれています。
上野動物園内にあると書きましたが、完全に園内で完結しているわけではなく、途中で公道*1を跨っているので遊具扱いではなく鉄道事業法に基づく交通機関となっています。
なお、上野懸垂線は2019年10月末をもって車両の老朽化を理由として運行を休止しています。運行再開されるかは不明となっています。
乗車券そのものは感熱印字の非磁気券となっています。
乗車時に回収されます。前述したように、休止が予告されていたので記念として手元に残すべく使わないのを前提に子供用のものを記念に購入しています。
上野動物園でパンダを見るついでに、実際に上野懸垂線に往復乗車してみました。駅を発車する際に、JR東日本の特急列車に搭載されているミュージックホーンを鳴らしていました。
とはいえ路線の長さがたった300メートル程*2しかないので1分半ぐらいで走破してしまいます。
現在は休止になっているので乗車できませんが、代替として東園と西園の間を結ぶバスが運行されているそうです。
なお、東園と西園を結ぶ公道を跨ぐ歩道橋があるので徒歩での移動も可能です。