新宿駅21時30分発のホームライナー小田原23号のライナー券です。
新宿駅の5・6番線のホーム上にライナー券専用の券売機があり、そこで購入することができます。券売機で購入すると、エドモンソン券サイズの磁気券が出てきます。
ホームライナー小田原は平日の夜に新宿から小田原まで運転するライナー列車です。
新宿駅と渋谷駅が乗車専用駅となっていて、この2駅でライナー券を発売しています。乗車区間に関わらず、ライナー券は一律510円となっています。
首都圏の東海道線系統のライナー列車*1は自由席となっていますが、座席の定員分しかライナー券を販売しない座席定員制として運転しているので、ライナー券を買うことができれば着席は保証されます。
過去には総武本線の方にもホームライナーが運転されていましたが、現在は廃止されています。
新宿駅では乗車できる車両として6号車から10号車の5両分が割り当てられていました。ライナー券の券面にも乗車する号車が書かれています。
残りの3号車から5号車までが渋谷駅からの乗車分として割り当てられていたんだと思います。
2020年3月13日までは、ホームライナー小田原23号には251系が充当されていました。
251系は特急スーパービュー踊り子に使われていた車両ですが、間合い運用として平日は新宿発着のライナー運用にも1往復*2入っていました。
251系の1号車と2号車はグリーン車となっていますが、ライナー運用時は普通列車用のグリーン券で乗車することができました*3。
ホームライナー小田原は渋谷駅を出ると、東海道貨物線に入って旅客列車が走る東海道線とは違ったルートを走行します。
鶴見駅までは湘南新宿ラインの列車が通るルートを通り、京浜急行の生麦駅付近から長い地下トンネルに入ります。貨物駅の羽沢横浜駅を通り過ぎると再びトンネルに入り、東戸塚駅付近で横須賀線・東海道線と並走するようになります*4。貨物線にはホームがないので通過扱いとなりますが、藤沢駅と茅ヶ崎駅には貨物線上にホームが設置されて乗降できるようになっています。
ホームライナー小田原は茅ヶ崎駅からは旅客線に転線し、平塚→二宮→国府津→小田原の順で停車していきます。
下りの湘南ライナーとホームライナー小田原は、藤沢駅からはライナー券不要の快速列車扱いとなり、乗車券だけで乗車できます。
新宿から藤沢まで戻るのに、通勤客に紛れる形で乗車してきました。
グリーン車の方は座席定員が少ない251系なので恐らくすぐ埋まってそうですが、普通車の方は窓側席に座れて隣に人が来ない程度しか乗ってなかったと記憶しています。
251系が2020年3月13日をもって営業運転を終了したのに伴い、2020年3月16日からは185系が充当されるようになっています。