紙切れ旅行記

旅行で使った紙切れを紹介する何かのブログ。時系列はだいたいバラバラです。

彦山→九州会社線210円区間 乗車券

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日田彦山線の彦山*1から210円区間までの乗車券です。

駅舎内にある食券型の自動券売機で購入したものです。

 

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日田彦山線彦山駅の駅舎

彦山駅日田彦山線の駅です。

英彦山へ向かうバスが駅前から出ていて、乗換駅として一応機能しています。

 

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彦山駅駅名標

彦山駅は1942年に田川線の駅として開業しました。その3年後の1945年に二又トンネル爆発事故で被害を受けて駅舎が損傷しています。

1956年に彦山~大行司間が開業して所属路線名が日田線となり、1960年に路線分離・編入を経て日田彦山線の駅となり、現在に至ります。

 

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彦山駅構内。レールが錆びている

2017年の7月5日から6日にかけて発生した九州北部豪雨により添田~夜明間が不通となり、現在は代行バスが運転されています。

彦山駅日田彦山線の不通区間の途中駅で、列車が来なくなって久しい構内のレールは錆びていました。

 

日田彦山線の不通区間に関しては鉄道による復旧を断念し、BRTによる復旧へと話が進んでいます。

彦山~筑前岩屋間をバス専用道とする予定だったらしいですが、後に筑前岩屋~宝珠山間もバス専用道とするらしい・・・です。

 

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添田駅日田駅方面に向かう代行バスは駅前から発着している

彦山駅は鉄道駅としては休止中となっていますが、駅の券売機では切符が買えるという状態になっています。

列車は来ないものの、切符は代行バスで使うことができるようです。

 

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彦山駅から南に約1kmの所にある爆発踏切

余談となりますが、彦山駅から南に約1kmの地点には爆発踏切なる踏切があります。踏切警報器や遮断機の設置がない第4種踏切となっています。

 

1945年に起きた二又トンネル爆発事故の現場近くに位置する踏切で、この踏切から北の所に切通し状になった二又トンネルの跡地*2を望むことができます。

現在は跡地に緑が覆い茂っていて過去に爆発が起こったとは判りにくい光景になっていますが、当時の爆発現場のモノクロ写真を見ると山が真っ二つに割れていて、凄まじい被害を引き起こした爆発だったことが伝わってきます。

 

彦山~宝珠山間がバス専用道となる予定になっていて、この爆発踏切のある線路もバス専用道とされることになっています。

*1:読みは「ひこさん」

*2:爆発によって山を貫いていたトンネルが"山ごと"消滅している