博多から鹿児島中央までの、特急36ぷらす3の特急券・グリーン券です。
特急36ぷらす3の木曜日は、博多から鹿児島中央までの区間を運転する赤の路コースとして運転されます。かつての特急つばめ号と同じルートでの走行となります。途中の八代~川内間は肥薩おれんじ鉄道を走行します。
途中停車駅は熊本のみですが、鹿児島本線の玉名駅と肥薩おれんじ鉄道線の牛ノ浜駅がおもてなし停車駅として設定されていて、車外に出ることができます。
料金ですが、全区間で乗車すると特急料金1,520円に加えてグリーン料金8,600円を足した計10,120円必要となります。
博多~鹿児島中央間の鹿児島本線区間*1は営業キロ200.2kmとなっていて、特急料金はB特急料金のグリーン車利用時の300kmまでの区分が適用されて1,530円となっています。肥薩おれんじ鉄道区間では特急料金がかかっていないようです。
グリーン料金が8,600円と高額になっている理由ですが、これは先のJR区間の営業キロ200.2kmが36ぷらす3専用のグリーン料金201km以上の区分が適用されて5,300円かかっているのに加えて、肥薩おれんじ鉄道区間でグリーン料金が3,300円加算されているからです。
なお、JR九州の株主優待を適用させることである程度安くすることはできますが、5割引になるのはJR区間の特急料金とグリーン料金だけで、肥薩おれんじ鉄道区間のグリーン料金は3,300円のまま加算されます。
記念乗車証を兼ねた冊子は、熊本県に入った辺りで配布されました。
3号車のビュッフェにあるスタンプと、おもてなし停車駅の玉名駅と牛ノ浜駅でスタンプを押すことができます。
有給の消化で木曜日と金曜日でまとめて休みが取れたので、36ぷらす3の赤の路コースに全区間乗ってきました。
全区間の所要時間は約6時間半となっていて、かつての特急つばめ号の1.5倍ほど時間をかけて走行しています。
ちょいと早いが飯るよ。
— Acacia(旧称:プライド) (@pride_787) 2021年3月25日
赤の路と黒の路限定販売のうちのたまごのオムライスコンビと、36†3スゴイヤワラカイアイス pic.twitter.com/aL21G8DzQ0
乗車が6時間を超えるので、ビュッフェで昼食を購入して自分の席で食べました。
かつての特急つばめ号には乗ったことがないのですが、ビュッフェ車が営業していた当時はこんな感じで車内で食事をしていた人がいたんだなと。
おもてなし停車駅となっている肥薩おれんじ鉄道の牛ノ浜駅では、約15分間停車して駅前の物販で買い物をしたり、駅前から牛ノ浜海岸を眺めたりすることができます。
なお、牛ノ浜駅ではホーム有効長の関係で前3両のドアだけが開きます。
おもてなし停車駅の牛ノ浜駅に到着。ホーム有効長の関係で前3両のドアが開く。
— Acacia(旧称:プライド) (@pride_787) 2021年3月25日
駅前を通る国道3号越しに東シナ海を眺められる。駅前では物販をやってた pic.twitter.com/yHMaGBRukR
跨線橋からは列車を全体的に入れて撮影できたり、東シナ海のパノラマを堪能できるので、人が集中していたと記憶しています。
ある程度撮影を済ませてから、物販でたい焼きを買って車内に戻りました。
牛ノ浜駅を発車した後も、進行方向右手に東シナ海を薩摩高城駅辺りまでは眺められます。
川内からは再度鹿児島本線を走り、東市来から広木にかけて峠越えをして終点の鹿児島中央に至ります。冊子に通過地の標高が記載してありますが、伊集院辺りが一番高いのが意外でした。