札沼線の北海道医療大学~新十津川間の廃止を前に発売された、札沼線記念入場券です。
桑園、石狩当別、石狩月形、浦臼、新十津川の5駅で発売されていました。
これは新十津川駅の駅舎内、新十津川町観光協会で発売していたものです。
下徳富駅、南下徳富駅、於札内駅の入場券を模したカードが付いていて、入場券としての効力があったのは一番下の新十津川駅のものだけとなっていました。
新十津川駅は札沼線非電化区間の終着駅でした。1972年以前は新十津川から先の留萌本線の石狩沼田駅まで線路が延びていました。
札沼線非電化区間末期となる2016年3月ダイヤ改正以降は、浦臼~新十津川間の列車が1日1往復にまで減らされ、新十津川駅には1日に1回しか列車が来ないという駅になっていました。最終列車は朝の10時となっていました。
列車だけを使って訪れるには難易度が高い駅でしたが、列車だけに拘らない場合は近くの新十津川町役場からは滝川駅方面に向かうバスが発着しているので、それに乗れば比較的簡単に訪れることができました。