京阪神地区の東海道本線・山陽本線を走行する新快速列車のごく一部列車に連結されているAシート車両の利用に必要となる、新快速Aシート乗車整理券です。
車内発行のレシート券で、交通系ICカードで支払ったため、券面に「i」の印字があります。
3434A列車を利用しています。
通常、新快速の列車番号は〇〇〇〇Mとなりますが、Aシート連結列車に関しては列車番号の末尾がAになるようです。
Aシートは2019年3月のダイヤ改正から設定された新快速のごく一部の列車に設置されている快適性を高めた有料座席で、12両編成のうちの9号車に1両設定されています。車内は特急列車の普通車並みの設備を持っています。
2021年現在だと野洲~姫路・網干*1間に2往復運転されています。
乗車区間を問わず、1回の乗車で500円均一となっています。
車内は2020年12月から一部座席が指定席として設定された区画を除けば自由席となっています。
従来から使われている車両*2を改造していて、車両中央部の乗降扉を埋めて2ドア車にした上で、車内は転換クロスシートから回転リクライニングシートに換装しています。
誤乗防止のため、車体側面の帯の色が他の車両と異なっているのも特徴です。
Aシートは有料エリアとなる座席に空席がないと利用できず、満席時は乗降扉付近の立席エリアで立つことになります。その場合は料金がかかりません。
空席に着席すると係員が来るので、そこで乗車整理券を購入します。支払いは現金か交通系ICカード決済となります。
座席カバーにポケットがあるので、そこに乗車整理券を入れて利用します。券面に下車駅が印字されているので、それの把握のためと思われます。
Aシートの車両があるのは今の所、223系4両付属編成の2編成だけとなっています。
増える気配もないので、しばらくは現状のままで運用するものと思われます。