博多から肥前麓までの乗車券です。
博多から新鳥栖までは九州新幹線、新鳥栖から肥前麓までは長崎本線を使う経路になっています。
新鳥栖駅で新幹線の改札機を通過した際に、特別下車の文字が券面に印字されています。
営業キロが100kmない区間なので下車前途無効の乗車券となっていますが、新鳥栖駅は構造上新幹線を使って在来線に乗り換える場合は一旦改札の外に出る必要があります。
九州新幹線開業時から2022年1月頃まであった白い新幹線自動改札機の場合だと、改札機通過時に新鳥栖 出場の文字が印字されて手元に戻ってきていました。
2021年頃から九州新幹線各駅の自動改札機の更新が始まり、東海道・山陽新幹線の各駅で使われているものと同型のものに置き換わっています。
2022年6月にEXサービスが九州新幹線にも拡大するため、それに対応したものとなっています。
この置き換えられた自動改札機に、博多から肥前麓までの乗車券を新幹線特急券と一緒に突っ込んだらどうなったかといえば、新鳥栖 特別下車の文字が印字されました。
下車前途無効の乗車券で、新鳥栖駅の構造上乗り換えのために改札の外に出ざるを得ない状況なのでこうなったんだと思います。
既存の東海道・山陽新幹線だと、神戸市内着の乗車券で新神戸駅の黄色の乗り換え専用自動改札機を通った際の特別下車印字がそれなりに有名だと思います。
なお、新幹線と在来瀬の乗り換えのために一旦改札の外に出ないといけない駅は九州新幹線内では新鳥栖駅の他にも筑後船小屋駅や新八代駅が該当します。筑後船小屋や新八代でも下車前途無効の乗車券で在来線に乗り換える場合、特別下車の印字がされるんだと思います。