紙切れ旅行記

旅行で使った紙切れを紹介する何かのブログ。時系列はだいたいバラバラです。

B&Sみやざき2枚きっぷ(常備券)

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博多~人吉IC間のB&Sみやざき2枚きっぷです。常備券タイプとなっています。

 

B&Sみやざき2枚きっぷは、九州新幹線と高速バス「B&Sみやざき号」を乗り継ぐ経路の区間で設定されていた2枚綴りの回数券です。

2011年の九州新幹線全線開業と同時にB&Sみやざき号が運転を始めた頃から設定がありましたが、2022年3月31日をもって発売を終了しています。

 

博多と人吉IC、えびのIC、小林IC、都城北、宮交シティ宮崎駅の各区間で設定がありました。当初は福岡側が特定都区市内適用の福岡市内となっていましたが、途中から博多の単駅に変更されました。

 

B&Sみやざき号にはインターネット列車予約を使うことで、片道単位で割引が適用されるB&Sみやざきネットきっぷ等が買える上に価格も基本的にそちらが安く設定してあるため、永らく2枚きっぷの方は使う機会がありませんでした。

2022年3月末に2枚きっぷの発売を終了するため、ようやく使ったという形です。

 

JRの駅ではマルス券で発券されますが、人吉・宮崎県側のバス事業者側で購入すると常備券タイプの2枚きっぷで発券されていました。バス事業者にマルス端末の類が設置されていないのでこうなってたんだそうです。

私は人吉の産交バスの人吉営業所で購入しました。購入に際して事前予約等は必要なかったですが、購入と同時に片道分のバスを指定する必要があったと記憶しています。

 

わざわざ人吉まで買いに行った2枚きっぷの常備券ですが、2片とも実利用しています。いずれも人吉ICから新鳥栖までの利用となっています。

博多まで使わなかったのは、新幹線の博多駅JR西日本の管轄で常備券の類は回収される可能性があったためです。また、人吉行きで利用しなかったのは、下り便だとバスに乗車した時点で回収されてしまうからです。

 

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JR九州バス担当のB&Sみやざき号

1枚目はJR九州バス担当便に乗車しました。

九州新幹線を走る800系新幹線に似せたカラーリングのエアロエースが使われています。2011年の運転開始から使われているカラーリングですが、車両のエアロエースはちゃっかりと世代交代が行われていました。

 

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宮崎交通担当のB&Sみやざき号

2枚目は宮崎交通担当便に乗車しました。宮崎交通は2往復だけ担当しています。

 

 

B&Sみやざき2枚きっぷは2022年3月31日をもって販売を終了していて、代替としてB&Sみやざきネットきっぷを利用する形となります。B&Sみやざきネットきっぷは現状チケットレスでの利用ができず、必ず事前の受け取りが必要となります。

新幹線の駅にある指定席券売機で受け取りができる博多側や宮崎駅は特に問題ないとして、人吉ICは人吉駅みどりの窓口での受け取り、宮交シティ南宮崎駅のみどりの窓口での受け取り、都城北は都城駅みどりの窓口で受け取りが可能なので手間がかかりますが一応利用はできると思います。

問題がえびのIC小林ICから利用する場合で、沿線となる吉都線えびの駅や小林駅にはみどりの窓口が設置されておらず、指定席券売機の類もないのでそもそも受け取りができません。

ここまでくると、チケットレスで乗車できるフェニックス号を使ったほうが楽だし手間もかからないのかなと思ってしまいます。ネット〇〇を名乗るんだったらせめてバス部分ぐらいはチケットレスで乗車できるようにしろよとは思いますが。