紙切れ旅行記

旅行で使った紙切れを紹介する何かのブログ。時系列はだいたいバラバラです。

かささぎ106号 九州ネットきっぷ

 

肥前山口から博多までの、特急かささぎ106号の九州ネットきっぷです。

 

特急かささぎ号は、西九州新幹線が開業した2022年9月23日から運転を始めた、主に博多~佐賀・肥前鹿島間を結ぶ特急列車です。一部列車が門司港駅小倉駅を発着としています。

従来の特急かもめ号の博多~肥前鹿島間のルートを辿る列車で、西九州新幹線開業によりメインルートから外れる肥前鹿島駅を救済するために設定されています。

博多~佐賀間の区間運転を行っていた特急かもめ号も特急かささぎ号に編入されていて、これは新幹線かもめ号と連絡しない列車のために特急リレーかもめ号と区別するためにこうなったようです。

 

列車名の「かささぎ」は、佐賀県の県鳥であるカササギを由来としています。

 

 

・・・乗車券部分となるA券はともかく、特急券部分となるB券が本来であれば同時に存在しないハズの「肥前山口」と「かささぎ」が同居しています。それに加えて駅名変更後の入鋏印の「江北駅」まで入っています。

肥前山口駅は2022年9月23日からは駅名を「江北」に変更していて、特急かささぎ号が運転開始した時点では既に駅名が変わっています。

 

これは駅名が変わる過渡期にある現象のようなもので、マルスの券面上だと駅名変更後の駅名が印字されるようになるのは改称日以降に発券したタイミングとなるためです。駅名の改称日以前に発券すると、駅名改称後の乗車日を指定しても印字される駅名は改称前のものとなります*1

 

それゆえ、券面で肥前山口と「かささぎ」と江北の入鋏印が同居する切符も、駅名変更の過渡期ならではのものとなっています。

 

特急かささぎ106号に使われる787系

特急かささぎ号は大半の列車で787系が使われますが、一部885系や783系も運用に就いています。

私が乗車した特急かささぎ106号には787系が使われていました。朝に門司港を特急かささぎ101号として経って肥前鹿島駅で折り返してきた列車です。

自由席主体の列車なので普通車指定席は2号車だけの設定となっていますが、佐賀でほぼ席が埋まる程度には乗っていました。

*1:POSだと駅名改称前に発券しても駅名改称後の印字がされる場合がある