2021年7月からえちごトキめき鉄道はJR西日本から七尾線を走っていた国鉄型車両455系・413系電車を購入し、主に市振・糸魚川~直江津間の日本海ひすいラインで観光急行として走らせています。
乗車するには乗車券の他に急行券が必要です。
駅の窓口で観光急行の急行券を購入すると、硬券タイプのものが出てきます。
記念乗車証・・・と言ってもいいのかわかりませんが、運転中に車内をワゴンで巡回する四五五神社なる神社のような何かの賽銭箱にお金を入れると貰えました。
他にも観光急行ではワゴンによる車内販売も行っていたりします。これも全国的にみて希少になったものです。
観光急行は455系・413系の3両編成で運転されます。
市振寄りの1号車はえちごトキめき鉄道の企画商品向けの指定席車両*1になってる場合が多いです。2号車と3号車は自由席です。
えちごトキめき鉄道の観光急行は
の順で運転されます。土日祝日には急行1号の運用に就く前に、妙高はねうまラインの直江津~妙高高原間を快速列車として1往復運用に就いています。
私が乗車したのは、糸魚川駅を昼に発車する観光急行2号直江津行きでした。
2号は市振駅を始発としている列車で、糸魚川駅では10分程停車していました。
急行2号の糸魚川から直江津までの所要時間は49分で、同区間の普通列車が約40分ちょっとで走破するのよりも時間がかかっています。
これは途中の能生駅や名立駅で数分間の運転停車を行うためで、運転停車といいつつドアは開くので車外に出ることもできます。他の交通機関で例えるなら高速バスの休憩みたいなものです。
1号・2号・3号は「急いで行かない」という側面もあり、急行もこれの略・・・ということになってるっぽいです。絶景スポットでは徐行運転を行って景色を楽しめるようにしています。
ただ4号だけは例外で、徐行運転もなければ運転停車もしない、糸魚川から直江津までほぼ全区間で110km/h運転を行って28分で走破する本当の意味での急行として運転しています。これは北陸本線時代に120km/h運転を行っていた485系の特急北越よりも数分遅いぐらいの所要時間です。
*1:駅で指定席の発売は行わない