阪九フェリーは泉大津・神戸六甲~新門司間を結ぶ夜行の瀬戸内海航路です。
今まで阪九フェリーで乗船してきたのは個室ばかりでしたが、この時に初めて開放寝台「スタンダード洋室」を利用しています。
乗船券の券面ではSTD洋と表記されます。
スタンダード洋室は他のフェリーでもある開放二段寝台となっていますが、阪九フェリーの場合は階段の配置がL字型になってたりと独特です。枕元の上にリターン式の小さなコインロッカーがあります。
この構造だと寝台同士で向かい合わせにはならないのですが、上段寝台利用時は独特の階段配置故に足元に注意したほうがよさげです。
泉大津航路に使われる「いずみ」「ひびき」では、16人部屋と12人部屋の設定があります。他、女性専用のレディースの設定もあります。
この時は利用した部屋には私以外の乗客がおらず、1部屋貸切状態で利用できました。
この時に乗船したのは「いずみ」でした。
2015年1月に就航した船ですが、その後に「ひびき」、神戸航路向け新造船の「せっつ」「やまと*1」が就航し、泉大津航路の増便分として使われる予定だった「つくし」が新型コロナウイルスの影響で旅客需要が減少して増便が中止となって後に引退したため、気付けば阪九フェリーで就航中の船の中では一番古い船になっていました。
所要時間は12時間半で、17時30分に新門司港を出港し、翌朝の6時に泉大津港に到着するダイヤとなっています。
乗船したのが12月だったため、泉大津港到着時点ではまだ真っ暗でした。
*1:2代目のほう