松江駅の懐鉄入場券です。
松江駅では「特急くにびき」「寝台特急出雲」の2種類を発売していました。
くにびきは、1988年から米子~益田間を山陰本線で結ぶ特急列車として運転を始めました。1996年からは運転区間が鳥取まで延長されています。
車両はキハ181系が使われていましたが、2001年からはキハ187系を投入して「スーパーくにびき」として運転されるようになりました。
2003年には運転区間をそのままに、愛称が「スーパーまつかぜ」に変更され、「くにびき」の列車愛称が消滅しています。
出雲は、東京と出雲市を結んでいた寝台特急です。いわゆる「ブルートレイン」の客車列車で、京都から西側は山陰本線を通っていました。
東京~京都間は電気機関車が、京都~出雲市間はディーゼル機関車*1がそれぞれ牽引していました。
2往復運転していた期間もありましたが、1998年にうち1往復に285系電車を投入し、伯備線経由の「サンライズ出雲」として分離しています。
残った1往復は山陰本線経由で運転を続けていましたが、2006年に「出雲」は廃止されています。
寝台特急出雲の廃止により、鳥取県に寝台特急が通らなくなりましたが、特急スーパーいなば号と寝台特急サンライズ瀬戸・出雲を上郡駅で接続させることで代替としています*2。