米子駅の懐鉄入場券です。
米子駅では、「急行だいせん」「特急やくも」の2種類を発売していました。
だいせんは、大阪と山陰地方を結んでいた急行列車です。
1968年から運転をしていて、最遠では益田駅まで行ってた時期もありました。最終的には大阪~米子間に夜行1往復の運転となっていました。
福知山線と山陰本線*1が電化されると、昼行便が特急北近畿に置き換わり、夜行便1往復に減っています。
当時は客車列車で寝台車も連結していましたが、1999年に運転区間が米子までに短縮されると同時に、車両もキハ65系気動車のエーデル〇〇の改造車に置き換えられています。
最終的には2004年に急行だいせんは廃止されましたが、2018年の山陰デスティネーションキャンペーンの開催に合わせて、特急大山として鳥取~米子間を運行しています*2。
やくもは、1972年の山陽新幹線岡山開業に伴い、新幹線と接続する陰陽連絡特急として運転を始めています。
運転開始当初は伯備線が電化されておらず、気動車で運転されていました。
1982年に伯備線と山陰本線(伯耆大山~西出雲間)が電化されると、振り子式車両の381系電車を投入し、概ね現在の運行系統が出来上がっています。
現在は一部の特急やくもに新型車両273系が投入されていて、今後置き換えが進んで、2024年6月には置き換えを完了する予定となっています。
それに伴い、381系の定期運用が終了することになります。