紙切れ旅行記

旅行で使った紙切れを紹介する何かのブログ。時系列はだいたいバラバラです。

苫小牧→大洗(カジュアル・さんふらわあしれとこ) 乗船券

 

苫小牧発大洗行きの、商船三井フェリーさんふらわあ しれとこ」の乗船券です。

 

個室のカードキーを兼ねた磁気カードタイプで、カードの表面の下の方には乗船・下船時の改札で読み取るバーコードが印字されています。

 

 

商船三井フェリーは、北海道の苫小牧と茨城県の大洗を結ぶ航路を1日2往復運航しています。

  • 夜に出港して、翌日の昼過ぎに到着する夕方便
  • 日付の変わった深夜に出港して、当日の夜に到着する深夜便

当日出発時刻順だと、深夜便→夕方便の順番で出港することになります。

 

今回利用したのは苫小牧発の深夜便となります。

 

夕方便 さんふらわあ さっぽろ さんふらわあ ふらの
深夜便 さんふらわあ しれとこ さんふらわあ だいせつ

 

配船としては、基本的に上の表の船が使われます。

 

ドック入りなどで、本来夕方便に使われる船が深夜便に回される場合も稀にあります。

 

苫小牧西港に停泊している「さんふらわあ しれとこ」を、入船公園から眺める。

この時に乗船したのは、商船三井フェリーさんふらわあ しれとこ」です。

深夜便専用で使われていて、貨物主体の合理化船となっています。

 

同じく深夜便で使われる姉妹船に「さんふらわあ だいせつ」がいます。

 

 

この船は元々は九越フェリーの「ニューれいんぼうべる」として就航していて、

2006年に商船三井フェリーの船と交換する形で商船三井フェリーの船となり、苫小牧~大洗航路の深夜便に就航したその後に、船名を「さんふらわあ しれとこ」に改称しています。

 

 

2025年には、新造船の「さんふらわあ かむい」「さんふらわああ ぴりか」を深夜便に投入し、

現在深夜便に使われている「さんふわらあ しれとこ」「さんふらわあ だいせつ」を置き換える予定となっています。

 

 

札幌駅・大谷地苫小牧駅からは高速バス「高速とまこまい号」に乗車することで、苫小牧西港にアクセスすることができます。

シルバーフェリーの「シルバーティアラ」に接続する「高速とまこまい号」に乗車するといいと思います。

 

カジュアル区画の寝台

船内の客室は、1段解放寝台のカジュアルが主体となっています。

他は乗務員専用区画の中にあるらしいデラックスルームが2部屋あるだけとなっています*1

 

カジュアルは4人部屋が一般区画で20部屋あり、いずれもアウトサイドに位置します。

 

一般区画とは別に、ドライバー専用区画のカジュアルもあります。

この深夜便自体がトラックドライバーが多く利用する貨物主体の便のため、平時であれば徒歩客や一般乗用車が利用する一般区画は空いていることのほうが多いです。

 

船内にある冷食の自動販売

夕方便にあるレストランはなく、代わりに冷食やカップ麺の自販機と電子レンジ・ポットが設置されています。

 

 

 

私が乗船した日は、商船三井フェリーとして運航する最後の日の深夜便でした。

それと連動した運賃が半額になるキャンペーンもやっていたため、深夜便も徒歩客がそれなりにいたという状態でした*2

 

翌日以降は「商船三井フェリー」と「フェリーさんふらわあ」が合併した「商船三井さんふらわあ」の運航となっています。

とはいえ、ダイヤや船内設備等はほぼ変化がなかったりします。

 

 

 

私が乗船した日の大洗行きの深夜便ですが、到着日の大洗港で花火大会が行われていたため、入港が遅れています。

この点は乗船手続き時に予め遅延すると説明がありましたが、想定よりも長引いたため、大洗港に着いてからがバタバタでした。

 

その時の私は何を血迷ったか、水戸駅行きのバスに乗らずに徒歩で大洗駅に向かってしまったため、花火大会の帰りあるあるの大混雑に巻き込まれ、その後がホテルに辿り着けなくなりかける旅程崩壊を招くことになりました。

*1:新型コロナの拡大防止のため、現在はデラックスルームの販売を当面の間中止している

*2:一方の夕方便は早々に満席になっていたらしい