富山から博多までの、JR西日本の株主優待鉄道割引券を利用した乗車券です。
通常の乗車券だと、着駅は特定都区市内制度が適用されて「福岡市内」となるところですが、
JR西日本の株主優待券を使った乗車券だと、「博多」の単駅指定となります。
これは、福岡市内にあるJR西日本の駅が博多駅だけでしかないのと、株主優待割引の効力がJR西日本の路線に限定されていることからきています*1。
京都・大阪・神戸・広島の特定都区市内の場合、これらは在来線がJR西日本の路線のため、
片道200km超えだと「〇〇市内」発着となります。
以前のJR西日本の株主優待割引券は、商品券のような紙が使われていて、
枠内に利用区間などを記入するタイプのものでした。
それが2023年発行分からは、株主優待番号とQRコードが記載されたカードタイプのものに変更されています。
これにより、指定席券売機(みどりの券売機)やe5489でも予約・購入が可能になっています。
e5489で予約・購入した場合、窓口や指定席券売機での受け取りが必要です*2。
従来と同じように、みどりの窓口での直接購入も可能となっています。
運賃は5割引、料金*3も5割引になるのは従来と同じですが、
料金に関しては、片道行程区間内の4列車までという制限が設けられました。
指定席券売機(みどりの券売機)で購入する場合は3列車までとなります。
株主優待割引券は、予約・発券後も旅行終了までは携帯しておくように券面に注意書きが書かれています。
恐らく、乗車変更を行う際に提示する必要があるためだと思われます。
e5489で株主優待割引の予約・購入が可能になったので、さっそくそれで予約しよう!
・・・そう意気込んでいたんですが、
この時の行程は途中で一泊して日付を跨ぐ形での利用のため、e5489での予約に対応していないというパターンでした。
どうしたもんかなー・・・と思いつつも、結局は富山駅のみどりの窓口で出発当日に使うことにしました。
e5489の検索の場合、利用日当日の最短経路で候補が表示される仕様ため、
途中駅で途中下車して一泊する場合だと対応できずに、結局は窓口案件となります。
例:富山駅→福井駅で利用して福井駅で途中下車し、福井で一泊。翌日に福井駅→博多駅という行程。
個人的には4列車までの制限は特に問題視しておらず、
むしろ「片道行程の有効期間内で、日付を跨いだ列車の予約がe5489でもできるようにしてくれ!」って思ってます。