紙切れ旅行記

旅行で使った紙切れを紹介する何かのブログ。時系列はだいたいバラバラです。

ふたつ星4047 B特急券

 

長崎から武雄温泉までの、特急ふたつ星4047特急券です。

 

所謂「D&S列車料金」が500円加算されるのもあり、

特急料金が並走する西九州新幹線の指定席よりも高くなっています。

 

 

券面の長崎の「崎」の真上あたりにパンチ穴が空いていますが、

これは諫早駅の新幹線乗換自動改札機に通してしまった際に、誤って回収された際に空けられたものです。

 

自動改札機で回収した切符は、券面にパンチ穴をあけて磁気を無効化しているようです。

 

 

 

発駅こそ長崎となっていますが、実際には乗り遅れていて長崎駅からは乗車できず、

西九州新幹線諫早駅に先回りして、そこから乗車しています。

 

乗換改札で乗車券・新幹線自由席特急券とふたつ星4047の特急券の3枚を重ねて通した所、乗車券だけしか戻ってこなかったため、

駅員に言って、自動改札機に吸い込まれた ふたつ星4047 の特急券は無事に救出されています。

 


ふたつ星4047は、西九州新幹線の開業と同時にデビューした、

武雄温泉~長崎間を運転する観光列車(D&S列車)です。

 

午前と午後で経路が異なっており、

  1. 午前:武雄温泉→江北→諫早→(長与経由)→長崎
  2. 午後:長崎→(長与経由)→諫早→千綿→早岐→武雄温泉

・・・と、

午前では有明海沿いを、午後では大村湾沿いを通るルートになっています。

 

 

他のJR九州の観光列車と同じように、記念乗車証が車内に備えてあります。

 

ふたつ星4047に使われるキハ40とキハ47。千綿駅にて。

列車名の「ふたつ星」は、どうも佐賀県長崎県のことを指しているようです。

あの二県が共同事業をするとロクなことにならない仲悪いイメージしかないのですが・・・。

 

「4047」は使用車両のキハ40、キハ47からきています。

 

 

3両編成で運転するこの列車ですが、1号車と3号車は元々肥薩線を走っていた観光列車「はやとの風」の車両を改造した上で転用しています。

 

ふたつ星4047の2号車となるラウンジ車両。

2号車は同じく肥薩線を走っていた観光列車「いさぶろう・しんぺい」の予備車両をラウンジ車両に改造した上で転用しています。

 

内装の面影が残らない程の大改装となっていて、実際に乗車して驚きました。

 

この車両に定員は設定されておらず、フリースペース扱いとなっています。

車内での体験型イベントが行われる際は、2号車が使われます。

 

1号車と3号車の座席の座り心地があまりにも酷いためか、ラウンジ車両のソファーに居座る人も結構いるように見えました。

 

ふたつ星4047の座席

一方で、1号車と3号車にある座席は、「はやとの風」時代と殆ど変わらないままで使われています。

2号車を見た後だと、「手抜き?」って一瞬頭に浮かびました。

 

背もたれ部分の大半が木材むき出しとなっているため、座り心地は最悪の部類に入ります。

1号車にはボックスシート区画がありますが、座席自体は同じでリクライニング機構をオミットしたものとなっています。

 

 

車両中央部には元々大窓の展望スペースがあったのですが、

ふたつ星4047への改造に伴って、二人掛けのカウンター席が設置されています。

ここの席も指定席として売りに出されています。

 

 

カウンター席とボックスシートは別枠で管理されているようで、インターネット列車予約非対応となっています。

カウンター席とボックスシートに関しては、みどりの窓口で指名買いをする必要があります。