平塚から静までの乗車券です。
この区間を在来線経由の乗車券で発券すると、大都市近郊区間の東京近郊区間のエリア内に収まってしまうため、
当日有効・下車前途無効の乗車券となります。
この乗車券は品川~東京間を東海道新幹線経由にすることで東京近郊区間を外していて*1、途中下車が可能になっています。
経路を新幹線経由にしていても、在来線経由と運賃が同じになります。
新幹線と在来線は基本的には同じ線路と見なすため、新幹線経由の乗車券でも平行する在来線に乗車することができます。
なお、2026年3月にJR東日本が運賃改定を予定しており、
それ以降は東京~熱海間が新幹線と在来線で運賃が異なるようになるため、別線扱いに変更となります。
ようするに、
東海道新幹線経由の乗車券だと在来線に乗車できなくなり、
その逆の在来線経由の乗車券だと東海道新幹線に乗車できなくなるようです。
今でいう、新下関~博多間で新幹線経由と在来線経由で運賃が異なるための別線扱いと同じことが起こるわけです。
この乗車券の区間 平塚 → 静 には元ネタがあり、
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の主人公が通う総武高校の教師「平塚静」が元ネタです。
「平塚先生」とか「静ちゃん」とか「独身」とか「三十路」とか呼ばれています。
平塚先生の方の読みが「しずか」なのに対して、
駅のほうの読みは「しず」となっています。
英語表記で発券してしまうと「HIRATSUKA → SHIZU」となり、
「KA」が抜けることで中途半端な感じになってしまいます。