大洗発苫小牧行きの、商船三井さんふらわあ「さんふらわあ だいせつ」の乗船券です。
商船三井さんふらわあの北海道航路は、乗船券がカードキーを兼ねた磁気カードタイプになっています。
カードの下の方に、乗船改札で読み取るバーコードが印字されています。
大洗~苫小牧西航路は、商船三井フェリーが運航していましたが、
2023年10月からは関西~九州航路を運航していた「フェリーさんふらわあ」を吸収合併し、社名を現在の「商船三井さんふらわあ」に変更しています。
この社名変更は乗船券の下部にも反映されています。
現在は新造船「さんふらわあ かむい」に置き換えられて旅客営業終了。
乗船したのは、「さんふらわあ だいせつ」です。
日付の変わった後の深夜に出港し、当日の夜に到着する深夜便で使われていました。
「さんふらわあ だいせつ」は深夜便専用で使われていましたが、2025年1月19日の苫小牧西港発便を以て旅客営業を終了しています。
後継として、新造船の「さんふらわあ かむい」が深夜便に就航しています。
姉妹船としては「さんふらわあ しれとこ」がいます。
こちらも2025年夏頃に新造船「さんふらわあ ぴりか」に置き換えられる予定となっています。
元々は九越フェリーの「にゅうれいんぼうらぶ」として就航していて、
2006年に商船三井フェリーに転属し、大洗~苫小牧航路の深夜便に就航しています。
2007年に船名を「さんふらわあ だいせつ」に変更しています。
船内客室は、4人部屋の「カジュアル」がほぼ占めていて、
あとは乗務員専用区画の中にあるらしい「デラックスルーム」が設定されています。
一般区画で20部屋と、それと別にドライバー専用区画にもカジュアルルームがあります。
何気に部屋が窓側に位置しているため、進行方向に向かって陸側*1の部屋だと意外と陸からの電波が入ってきます。
深夜便自体が貨物主体の便となっていて、一般区画の乗客は少ないことが多いです。
この日の乗船は、カジュアル1部屋まるまる貸切状態となり、
実質的な巨大個室で苫小牧まで快適に過ごすことができました。
苫小牧西港に深夜便で到着後は、
ただ、フェリー到着後から1時間近くの待ちが発生する上に、
バス自体が土日祝日しか運転しません。
バスが運転しない日に深夜便で苫小牧西港に到着した場合、タクシーを使うか徒歩で移動することになります。