大歩危*1から琴平までの、「絶景!土讃線秘境トロッコ」の指定席券です。
列車名は「絶景!土讃線秘境トロッコ」ですが、マルス券面では文字数の関係か「!」の感嘆符が省かれています。
絶景!土讃線秘境トロッコは、2015年3月21日から2016年11月27日にかけて運転していた観光トロッコ列車です。
大歩危峡・小歩危峡を窓なしのトロッコ車両から眺めたり、秘境駅とされている坪尻駅にも停車する列車でした。
車内改札時に、乗車券と指定席券にデカいスタンプを券面に押されています。
乗車券のほうは自動改札機に通したりしてたら滲んでしまいましたが、こちらはレシート裏でインクを乾かしていたためきれいにスタンプが残っています。
無くなるのがわかったために急遽四国行きの予定を立てて、この列車に乗るために夜通しハードな行程で移動していました。
記念乗車証も配布されました。
トロッコ車両乗車区間も記載されていて、琴平行きは大歩危から坪尻までの区間でトロッコ車両に乗車することができました。
車両はトロッコ車両となるキクハ32-501(手前の車両)と、控え車兼動力車となるキハ185-20(奥の車両)のペアが使われていました。
上記したトロッコ乗車区間となる大歩危から坪尻までの区間はどちらの車両にも乗車でき、座席番号も同じ席が利用できますが、坪尻から琴平までの区間は控え車となるキハ185-20の席に座ることになります。
2016年11月27日に絶景!土讃線秘境トロッコは運転を終え、後継として多度津〜大歩危間には新たな観光列車「四国まんなか千年ものがたり」が2017年4月1日にデビューしています。
車両のほうは、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線に直通する「太平洋パノラマトロッコ」に使用された後、現在はリニューアルされて土讃線の高知〜窪川間にて「志国 高知幕末維新号」として運転されています。
*1:読みは「おおぼけ」