
宇奈月から猫又までの往復乗車券です。
上が大人用、下がこども用となっています。
宇奈月駅発行の硬券・・・ということになっています。

裏面には最初から「無効」の判子が押された状態で発売していました。
というのもこれ、宇奈月駅ではなく猫又駅のテントで売っていた記念の乗車券です。
とはいえ、切符そのものは本物で、裏面に無効印を押して記念品として売っていたというモノと思われます。
宇奈月~猫又間の往復運賃は大人2,820円、こども1,420円なので、そもそも券面の販売額自体が今の運賃と異なっています。
恐らくは昔の運賃をそのまま反映させたものと思われますが、詳細は私もわかっていません。

猫又駅のテントで購入した際に、台紙も一緒についてきました。

猫又駅の駅名標
猫又駅は富山県黒部市にある、黒部渓谷鉄道本線の駅です。
日本国内で唯一、駅名に「猫」の文字が入っている駅となります。
猫又駅ですが、本来は関西電力専用駅で一般客の乗降はできない駅となっています。
2024年の能登半島地震の影響で、猫又駅から先の区間が不通となったため、
暫定的に猫又駅で折り返す措置が採られるようになりました。
2024年10月頃からは仮設のホームや駅名標、フォトスポット等が整備され、トイレ休憩としてホームに降り立つことができるようになりました。

仮設の猫又駅のようす
あくまでトイレ休憩のために降り立つ駅という位置づけで、駅の外に出ることはできません。
高速バスのサービスエリアでのトイレ休憩みたいなものでしょうか。
休憩所やグッズ販売のテントが設置されていました。

猫又駅の由良
猫又駅の由来が書かれた看板があります。
しっぽが二股に分かれた猫の妖怪が由来になってるっぽいです。
あとは、猫又駅から東北東方向に直線距離で約6.5kmの位置に猫又山なる山があり、それも由来になってると思われます。

猫又駅のフォトスポット
記念撮影用のフォトスポットも設置されており、プラットホームにある駅名標とはまた違ったデザインの駅名標が設置されています。
猫又駅の周辺には黒部川と黒部川第二発電所以外にはなにもなく、ここに至る道路すらありません。
猫又駅の構内には不通区間の工事で使うであろう重機が置かれていましたが、
工事などで使う重機などは一度解体してバラした状態で列車で運搬し、猫又駅で積み下ろしをして現地で組み立ててから使うんだそうです。
不通となっている猫又~欅平間は2026年10月から復旧する予定となっており、復旧後は猫又駅での乗降はできなくなります。