当時のひかり585号には700系7000番台が使われる、ひかりレールスターとして運転していました。駅の電光表示器ではひかりレールスターと表示されますが、切符の券面の方にはレールスターの文字は反映されません。
ひかりレールスターは一部の列車を除いてのぞみ号並みのスピードで運転し、グリーン車の設定はありませんが普通車指定席は4列シートになっています。8号車には4人用の個室の設定があります。
元々は京阪神対福岡の航空便に対抗するべく投入された0系のウエストひかりが山陽新幹線完結の速達列車として走っていましたが、山陽新幹線でのぞみ号が増発されると車両性能による速度差から所要時間が延びてきたため、当時の最新鋭の車両となる700系を投入して0系のウエストひかりを置き換えてひかりレールスターとして運転を開始しています。
なお、レールスターを名乗るのはひかり号で運用する時だけのようで、各駅停車のこだま号や山陽新幹線区間のみでごく稀に運転される臨時ののぞみ号では名乗らないようです。
今では山陽・九州新幹線直通のさくら号やみずほ号に使われるN700系8両編成にとって代わられた感があり、レールスターの車両は山陽新幹線区間のこだま号に転用されています。