紙切れ旅行記

旅行で使った紙切れを紹介する何かのブログ。時系列はだいたいバラバラです。

踊り子114号 B特急券(繁忙期)

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伊豆長岡から小田原までの、特急踊り子114号の特急券です。

 

伊豆長岡駅の窓口で発券したもので、常備券が使われています。券面右上に繁忙期料金であることを示す「B繁特」の文字があります。

伊豆箱根鉄道駿豆線内では特急料金が不要*1なので、料金そのものは三島以東のJR区間のみでかかっています。

 

特急踊り子号は主に東京~伊豆急下田間で運転する列車ですが、一部の列車は熱海から東海道線を西に進んで三島駅から伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り入れて修善寺駅まで運転します。

この特急券修善寺発着の特急踊り子号の上り列車を利用する際に使われています。電話で座席を確保して常備券に転写するため、発券までに時間がかかります。

但し、修善寺駅にはマルス端末が設置されているので、常備券の特急券はそれ以外の特急停車駅の窓口で使われるらしいです。

 

特急踊り子号の指定席は繁忙期・通常期・閑散期で料金が変わりますが、駿豆線の常備特急券はそれぞれに対応したのもが別個あるようです。指定席だけで9種類*2あります。

 

なお、2021年のダイヤ改正で特急踊り子号の車両が全てE257系に置き換わるのに合わせて特急料金の変更と全車指定席化が行われます。

これに伴い、繁忙期・通常期・閑散期の区別がなくなるため、これらの常備券もダイヤ改正で口座落ちするものと思われます。

 

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伊豆長岡駅に到着する、185系の特急踊り子114号

1981年から*3特急踊り子号が駿豆線に乗り入れを始めていますが、恐らく当時から185系が使われ続けて今に至っています。駿豆線内だけを利用する場合は特急料金が不要となっています。

駿豆線に直通する185系には5両編成のものが使われていて、熱海駅伊豆急下田発着の編成と増解結を行います。

 

前述したように、2021年のダイヤ改正で車両がE257系に置き換わる予定になっています。同時に駿豆線内にも特急料金が設定されるようになります。

 

切符という点で見ても2021年改正で変化があるのは明らかなので、案件が残っている場合は早めに済ませるのが吉かもしれません。

*1:2021年春のダイヤ改正まで

*2:繁忙期・通常期・閑散期の3種に、東京・横浜・小田原までの3種を組み合わせた計9種類

*3:それ以前も急行列車や準急列車が駿豆線に乗り入れていた