札幌から大阪までの、寝台特急トワイライトエクスプレス号の特急券・B寝台券です。
トワイライトエクスプレスは、大阪と札幌を結んでいた臨時寝台特急です。
2015年3月12日まで運転していましたが、車体の老朽化や北陸新幹線や北海道新幹線の絡みもあって運行を終えています。
このときはB寝台のシングルツイン個室を利用しています。
"シングルツイン"という何か矛盾したような名前ですが、1人でも2人でも利用できる個室という意味合いがありそうです。通常は1人用個室の扱いですが、2人利用時は補助ベッドの料金を払うことで利用ができます。
なお、シングルツインで補助ベッド利用時は新幹線との乗継割引の対象外となります。
始発駅の札幌を14時05分に出発して終着駅の大阪には翌日12時53分に到着する、全区間の所要時間22時間48分は私が乗ってきた列車の中でぶっちぎりで一番長いです。
北海道新幹線の工事絡みでダイヤが変更されて、全区間の所要時間が24時間を越える列車も運転されたようです。
ゴールデンウィーク真っ只中の利用となりましたが、個室を取るだけでもえらく苦労したのを覚えています。
1ヶ月前の10時打ちでは個室が取れず、とりあえず開放B寝台を押さえ、ロイヤルかシングルツインに空室が出るまでキャンセル待ち。毎日のように職場から駅まで往復していたのを覚えています。
北海道に向けて出発する前日になって、ようやくシングルツインが取れたといった感じです。
一応、ツイン個室も空席があったみたいですが、あれは一人利用だとロイヤルよりも高くなるので取るつもりはなかったんですが、個室が取れない焦りから手を出しかけたのを覚えています。
札幌~大阪間という長距離・長時間を走行するというのもあり、車内には寝台区画の他にもロビーやサロンカーがありました。
4号車のサロンカー「サロンデュノール」には共用のシャワールームが2室ありました。
寝台特急トワイライトエクスプレスの3号車には食堂車「ダイナープレヤデス」が連結されていました。
札幌発の場合は14時40分から16時頃までティータイム*1、17時30分から21時頃まで事前予約制のディナータイム*2、ディナータイム終了後から23時頃までは予約不要のパブタイム*3、翌日6時45分から9時まではモーニングタイムとしてそれぞれ営業していました。
モーニングタイムに関しては、列車に乗車した後に食堂車にて利用時間の予約が必要でした。
札幌から五稜郭まではDD51形ディーゼル機関車の重連で牽引、五稜郭駅で機関車を付け替えて、津軽海峡線区間ではED79形電気機関車で牽引していました。
室蘭本線の洞爺駅を出ると、翌日の信越本線の新津駅まで外に出られない*4ので、ED79形は撮影できませんでした。
青森から大阪までは写真のEF81形電気機関車が牽引しますが、途中の敦賀駅で機関車を付け替えています。
一般の営業列車では大阪と札幌を結ぶ列車でしたが、団体列車扱いで四国や九州に入ったこともあるそうです。