札幌から青森までの、急行はまなす号の急行券・B寝台券です。
急行はまなす号は通常時で寝台車を2両連結していますが、多客期などには寝台車を1両増結します。
その増結された寝台車を指定すると、切符の券面に増21号車というとんでもない数字の号車が印字されます。
増21号車ですが、1号車と2号車の間に挟む形で増結するため、増結車を2号車、通常なら2号車の寝台車を3号車としてしまうと、ドリームカーやカーペットカーの号車がズレて色々と面倒なことになってしまいます。
それを避けるために、増結扱いの「増」と1号車と2号車の間を意味するであろう「21」を組み合わせたんじゃないかなと思っています。
12にしなかったのは、急行はまなす号が増結すると最大12両編成になるからじゃないかなと思っています。
増○○号車は急行はまなす号に限らず、特急スーパー宗谷号で稚内側に2両増結した際の「増21号車」と「増22号車」、智頭急行の特急スーパーはくと号で1両増結した際の増2号車等があります。
急行はまなす号は始発駅の出発が夜遅く、終着駅の到着が早朝時間帯というのもあってか、寝台車に乗車するとすぐに検札が回ってきます。
これはすぐに寝れるように配慮してあるんだと思います。
私は上段寝台を使いました。解放B寝台で上段寝台を使ったのはこれが最初で最後です。
上段は揺れが酷くて寝れたものではないという意見もあるようですが、私は新札幌駅を発車した辺りで眠りに入りました。
2015年春のダイヤ改正では危ないだろうなー・・・と思いきや、しぶとく定期列車として生き残った急行はまなす号ですが、来年には北海道新幹線の新函館北斗駅までの開業が迫っている*1ため、さすがにそろそろ危ないのかもしれません。
*1:新幹線開業による海峡線の架線電圧変更により、客車を牽引する機関車がなくなるため