新門司港から横須賀港までの、東京九州フェリーの乗船券です。
東京九州フェリーは神奈川県の横須賀港と福岡県の新門司港を結ぶ高速カーフェリーを運航しています。
日付が変わる直前に出港し、到着地には翌日の夜に着くダイヤになっています。
横須賀港は徒歩圏内に京浜急行の横須賀中央駅があり、新門司港は門司駅・小倉駅まで無料の送迎バスが出ています。
ツーリストAの運賃が基本となっていて、それより上の等級を使う場合はツーリストAの運賃にルームチャージ料を追加する形となっています。
この時はツーリストAを利用しました。
東京九州フェリーでは「はまゆう」「それいゆ」の2隻が使われる・・・のですが、ドック代船などで新日本海フェリーの「すいせん」が使われる期間もあります。
この時は「はまゆう」「それいゆ」を新日本海フェリーに、「すいせん」「すずらん」を東京九州フェリーにそれぞれ入れ替えて運航していました。
乗船したのは「すずらん」です。
本来であれば敦賀港~苫小牧西港で使われている船ですが、この時は東京九州フェリーに出向していました。
「すずらん」は全長200メートルを超える巨大船に分類されるため、夜間の来島海峡が通過できず*1、海が荒れていようが太平洋を突き進みます。
姉妹船の「すいせん」、東京九州フェリー本務船の「はまゆう」「それいゆ」も同様です。
実はこの日は直前まで休みのスケジュールが確定しておらず、結果として予約なしで乗船手続きを行っています。
ツーリストAに空席があったので、無事に乗船するに至りました。
その時に指定されたのが窓側アウトサイドの部屋に、向かいの寝台がない壁前区画という、割とアタリの部類でした。
紀伊半島を過ぎた辺りから天気が悪くなり、波も若干ありましたが、それなりに快適に過ごすことができました。
*1:夜間の瀬戸内海へ迂回するのを考慮した船は、全長199メートル以内に収まるように設計される