熊谷から深谷〜新前橋間までのスワローあかぎ料金券です。
購入と同時に、熊谷から高崎までの特急スワローあかぎ11号の座席指定も行ったため、発行替で発券されています。
特急スワローあかぎ号は全車指定席で、普通に乗ろうとすると指定席特急料金がかかります。
但し、乗車前に購入することを条件にスワローあかぎ料金券を販売し、指定席特急料金よりは安く乗車できるようになっていました。
このスワローあかぎ料金券も、2015年春のダイヤ改正で廃止されています。
代わりに、常磐線特急「ひたち」「ときわ」のような料金体系となり、座席を指定しない場合は座席未指定券が販売されるようになりました。
この料金体系は特急スワローあかぎ号だけが対象となり、同区間を走る「あかぎ」「草津」に関しては従来の指定席・自由席と分かれたものになっています。
特急スワローあかぎ号は、新宿・上野と本庄・高崎・前橋を結ぶ列車で、平日のみの運転となっています。休日は運転されない代わりに、一部時間帯で「スワロー」の付かない特急あかぎ号が運転されています。
性格は通勤特急そのもので、上り列車が朝、下り列車が夕方から夜にかけて運転しています。
私が乗車した11号は、上野発高崎行きの列車です。
新宿発着を除いて、全ての列車で写真の651系1000番台で運転されます。
元々常磐線で走っていた651系を、交流機器を使用停止状態にしたもののようです。
熊谷から高崎までという、だいたい末端部分だけ利用しましたが、車内は"閑古鳥が鳴いている"ような状態でした。
熊谷以南だともっと多いのかもしれませんが・・・。
あまりいい評判を聞かないスワローあかぎ号ですが、こうなった要因としては前後を走ってる通勤快速と大して所要時間が変わらない癖に従来の特急自由席より高い特急料金を取ることとか、ほぼ全区間に平行して上越新幹線が走っていること等が要因になってるんじゃないかなと思っています。
着席サービスを売りに出した列車なんでしょうが、この様子だと従来の自由席主体の特急あかぎ号でもいいんじゃないかと思ってしまいます。
