上野・新宿から池袋・赤羽〜鴻巣間までの区間で利用できる、スワローあかぎ料金券です。
スワローあかぎ料金券は、その名の通り特急スワローあかぎ号の普通車に乗車できる特急券のようなもので、厳密には企画券扱いになっているらしいです。
2014年3月のダイヤ改正で登場した特急スワローあかぎ号は全車指定席で、普通に乗ろうとすると指定席特急料金がかかります。
スワローあかぎ料金券は指定席特急料金よりも安い価格設定となっていますが、同じ区間を走る特急の自由席料金よりは高く設定されています。
なお、車内での購入はできず、乗車前に購入しておく必要があります。乗車前に購入せずに特急スワローあかぎ号に乗車した場合は、通常の指定席特急料金を請求されます。
特急スワローあかぎ号の普通車指定席を使えますが、指定を受けなくとも乗車できる（空席に着席できる）という、指定席の存在意義がよくわからなくなる制度になっています。
盛岡以北のはやぶさ号・こまち号の空いている指定席に特定特急券で着席できる制度や、JR九州で佐賀から博多の区間でやってる指定席解放を普通車の全席・全区間でやってると思ってもらえばいいかと。
券売機の画面では上野と新宿の発駅の口座は分かれていましたが、いざ発券すると上の切符が出てきます。
一見すると
- 上野から池袋まで
- 新宿から赤羽まで
といった使い方が出来そうにも見えますが、前者は直通の特急列車が存在しないこと、後者は赤羽駅を通過することから、そのような使い方はできません。
上野発着の特急スワローあかぎ号には、常磐線特急から転用した651系1000番台が使われています。窓枠の下にオレンジ色の帯が追加されています。
但し、新宿発着の特急スワローあかぎ号に関しては185系が使われています。
この切符を買った時は乗車しませんでしたが、数ヵ月後に乗車する機会があったので乗車したものの、車内は閑古鳥が鳴いていました。
私が乗った列車がたまたまそうだったのかもしれませんが、ネット情報だと乗車率はあまりよろしくないらしいです。
