富田から上野までの、臨時快速足利藤まつり2号の指定席券です。
足利藤まつり号は、上野〜桐生間を小山経由で運転していた臨時快速列車です。栃木県足利市にあるあしかがフラワーパークで毎年ゴールデンウィークぐらいの季節に行われる大藤まつりへの足として運転されています。
なお、2019年の運転からは列車名が「足利大藤まつり号」に変更されています。水戸線経由で常磐線へ向かう列車に使われている愛称と同じになっています。
あしかがフラワーパークへの最寄り駅として、2018年4月1日からあしかがフラワーパーク駅が開業していますが、開業から当面の間は隣の富田駅と同額の運賃・料金を適用するとあります。そのため、あしかがフラワーパーク駅を発着とする指定を取る場合は富田駅を指定する必要があり、切符にしても富田駅発着のもので利用できるようになっています。
指定席券も富田駅発で発券していますが、あしかがフラワーパーク駅から乗車する場合でも富田駅の発車時刻15時24分が印字されたままとなります。実際のあしかがフラワーパーク駅の発車時刻は15時22分で指定券に記載の時刻と誤差が出てしまうので利用の際には時間に注意が必要です。
車両は185系が使われています。前面の愛称幕は「臨時快速」が使われていました。全車普通車の全車指定席で運転されています。
私はあしかがフラワーパークで大藤まつりを見た後に乗車しました。うろ覚えですが、窓側席が全部埋まる程度には乗っていたと記憶しています。
宇都宮線を走る普通列車のグリーン車よりも安い料金で、かつ指定席なので着席が保証されるためか、宇都宮線内だけの区間を普通列車グリーン車代わりに使っている人も少数ながら見かけました。