河口湖から新宿までの、特急富士回遊48号の特急券です。
特急富士回遊は、千葉・新宿~河口湖間を運転する列車です。
2019年3月のダイヤ改正から運転が始められ、中央東線から富士急行線に直通する定期特急列車としては初の設定となった列車です*1。
中央東線の特急あずさ・かいじと同様に全車指定席となっていて、乗車には指定席特急券か座席未指定券が必要になります。なお、富士急行線内のみの利用の場合は座席未指定券のみの発売となります。
列車名の「富士回遊」は、中国や台湾からの旅行者に配慮して漢字の列車名になったんだそうです。英語表記だと「FUJI EXCURSION」になります。
実際、運行開始直後は主にインバウンド客の利用が多くて平日だろうと乗車率が120%を超えていたんだそうです。
富士急行線の駅ではえきねっとの受け取りができないため、えきねっとから予約した場合で大月駅を除く富士急行線の駅から乗車する場合は予めJR東日本の駅で発券しておく必要があります。
なお、えきねっと利用ではない場合は富士急行の駅でも指定席特急券*2や座席未指定券の購入ができるようです。
定期列車の特急富士回遊には、E353系の付属編成となる3両編成が使われます。
ヘッドマークの類はありませんが、側面の行先表示機には列車名・行先と入れ替わるように富士回遊のフルカラーLEDのイラストが表示されます。
定期列車の他にも主に土休日に臨時列車の特急富士回遊も運転されますが、そちらの車両はE257系の5両編成が使われます。
コロナ禍というのもあって、私が乗車した時にはインバウンド客はほぼ消滅していましたが、それでも河口湖や富士急ハイランドといった富士五湖地区は観光地として人気がある場所で、座席指定にしても荷棚下のランプを見た限りだと窓側席はほぼ埋まっているぐらいの乗車はありました。
途中、富士急行線と中央東線の接続駅である大月駅では、甲府から来た特急かいじ48号との連結作業が行われます。この時は大月駅到着の時点で暗くなっていたので、連結作業の見学はしませんでしたが…。