立川から東京までの座席未指定の特急券です。
所謂「座席未指定券」で、JR東日本の首都圏を発着する全車指定席の特急列車に設定されています*1。
乗車日と乗車区間だけを指定して座席は指定していない特急券で、普通車の空席に着席することができます。なお、指定席を持っている乗客が来た場合は座席を譲る必要があります。荷物棚の下にある3色ランプ*2で空席を確認することができ、空席であることを示す赤色のランプの席に座ることになります。
券面には利用できる列車名が書かれていて、この場合は「あずさ・かいじ・富士回遊・はちおうじ・おうめ」の各列車が利用できます。メインとなる「あずさ号・かいじ号等乗車」と券面には目立つように書かれていますが、販売額の下にやや小さな文字で「富士回遊号、はちおうじ号、おうめ号も乗車可能」と書かれています。
指定席特急券の一種として扱われているため、乗車前に差額なしで座席を指定することもできます。
座席未指定券は主に乗車する列車が決まっていない場合や、指定席が満席で立席で利用する場合に利用します。
私が乗車した立川駅のホーム上には特急利用者向けの指定席券売機があり、特急券の購入や座席未指定券での座席の指定、えきねっとの受け取りができます。
座席指定制の特急列車を運転している私鉄では割とよく見る光景ですが、JRでは首都圏で最近になって見るようになったという感じです。
券面の発売箇所は「立川駅上りVF1」と印字されました。
中央東線の特急列車は臨時列車*3を除けば全てE353系で統一されていて、基本的にはこの車両に乗ることになります。
中央東線の特急列車の大半は新宿発着ですが、少数ながら東京駅や千葉駅を発着とする列車もあり、私が乗車した特急あずさ10号も東京駅まで行く列車のひとつです。