京都から博多までの、のぞみ35号の乗車券・新幹線特急券の一葉券です。
この時は東海道・山陽新幹線「のぞみ号」で7号車に設定されているS Work席を使っています。発券した場合、券面上部に「EX予約 S Work席」と印字されます。
S Work席はEX予約またはスマートEXから予約が可能な、「新幹線で仕事を進めたいお客様を想定した車両」ということになっています。EX予約・スマートEX専用商品という扱いになっているため、駅や旅行会社からは購入ができません。
S Workの"S"は新幹線(Shinkansen)の頭文字らしいです。
S Work席は乗車券・特急券の効力が一体となった商品のみの扱いで、EX予約の特急券単体で販売を行うe特急券では発売されません。
また、早特系の商品での購入もできず、大人1人用だけの設定となっているので複数人での予約や、「こども」料金の設定もありません*1。
のぞみ号7号車はそもそも普通車指定席なので自由席の設定がないのはそうですが、グリーン車用の設定もありません。16両編成のひかり号・こだま号での設定もありません。
なお、ゴールデンウィーク期間・夏休み期間・年末年始はS Work席の設定はなく、通常の普通車指定席として開放されます。
車内そのものは他の普通車車両と変わらないのですが、座席の網ポケットには上のような案内のパウチが入っています。
あくまで車内で仕事を進めたい人向けに設定している車両なので、パソコンのキーボード音や作業音・携帯電話での通話などはある程度許容した上で利用できると書かれています。
乗客同士での歓談や座席の回転はしないように書かれています。
N700Sが充当されている列車の場合は、Wi-Fiサービス「S Wi-Fi for Biz」が使えるようです。
私は京都から博多までS Work席を利用しました。
元々が東海道新幹線を利用するビジネス客をターゲットにしているため、京都からの下り列車の乗車だとかなり空席がありました。
車内でノートパソコンを使って作業をしている人はぱっと見でいなくはないというぐらいで、殆どの人はスマホやゲームをしてるという感じでした。
とはいえ、S Work席はEX予約・スマートEXからの予約だけで複数人予約不可(=基本的に一人客ばかり)・子供の設定がないため、自ずと家族連れや子供がいない環境が形成されます。
そのため、S Work席では作業をせずとも作業音が許容できるのであれば、落ち着いて移動できるメリットもあるのかなと思いました。
*1:元々ビジネス客向けの商品のため子供の利用は想定されていない