紙切れ旅行記

旅行で使った紙切れを紹介する何かのブログ。時系列はだいたいバラバラです。

福知山駅 懐鉄入場券

 

 

福知山駅の懐鉄入場券です。

 

福知山駅では、「特急北近畿」と「特急こうのとり」の2種類が発売されています。

 

 

1986年の福知山線山陰本線の福知山~城崎*1間の電化開業に伴い、従来気動車で運転されていた特急まつかぜ、急行丹波急行だいせんを統合して電車特急化する形で「特急北近畿」が登場しました。

車両は登場当初こそ他線区から転用された485系でしたが、途中で七尾線電化に伴う交流機器の捻出で改造された183系電車*2の運転になっています。

その後も北陸本線の特急で使われていた485系北近畿エリアの特急に転用されていますが、こちらは交流機器停止に留めた上で183系化されています。

 

2011年に福知山線を走る「特急文殊」「特急タンゴエクスプローラー」を統合する形で、福知山線の特急の愛称を「こうのとり」に変更・統一しています。この愛称は兵庫県豊岡市で繁殖が行われている「コウノトリ」が由来となっています。

 

2011年に「特急北近畿」を「特急こうのとり」に改称すると同時に、新型車両の287系電車を投入しています。

特急北近畿時代から使われていた183系電車も2013年まで使われていて、2012年には特急くろしお号への287系投入により余剰となった381系が塗装変更の上で北近畿エリアに転属し、2013年のダイヤ改正までに183系を全て置き換えています。

元々、特急北近畿に381系を投入する計画があったそうですが、それが後の時代になって中古車とはいえ実現した形となります。

 

2015年には特急しらさぎ号に特急はくたか号で使われていた681系を転用した玉突きで683系2000番台が運用から外れて、それを直流化した289系によって381系が置き換えられています。

以降は287系と289系での運転となり、2022年のダイヤ改正で特急こうのとり号を含む北近畿エリアの特急列車が全車指定席となり、今に至ります。

*1:現在の城崎温泉駅

*2:見た目は485系のままだが、直流専用になったため形式を変更している