函館から札幌までの、特急北斗19号の特急券・グリーン券です。
特急北斗は函館～札幌間を函館本線・室蘭本線・千歳線経由で運転している列車です。
現在でこそ車両はキハ261系1000番台に統一されましたが、2022年9月までは定期列車の一部にキハ281系も充当されていました。
この時に乗車したのはキハ281系充当列車です。
グリーン車で2号車になっているのがキハ281系充当列車というのを示しています*1。
キハ281系の引退も近かったのもあり、この時は最後の乗車になるので奮発してグリーン車を利用しています。
キハ281系は札幌～函館間の高速化事業に合わせてJR北海道が開発した特急型気動車です。JR四国の2000系気動車をベースにして製造されていて、北海道の気候に合わせた仕様変更を行っています。
1994年から特急「スーパー北斗」としてデビューし、専ら「スーパー北斗」・「北斗」に充当されて2022年まで使われていました。
定期列車に充当されていたキハ281系は2編成で、函館～札幌間を1日で1往復半する運用が組まれていました。
キハ281系のうち、1編成をデビュー当初を再現した塗装にしていて、運転台横のロゴマークが「FURICO 281」ではなく「HEAT 281」になっていました。
キハ281系のグリーン車は1＋2列配置の大型リクライニングシートが並んでいて、車両の中間部で配置が逆転しています。
これは振り子式車両ゆえに重心バランスを保つためのもので、過去のキハ283系グリーン車やJR西日本283系グリーン車も同じような座席配置になっています。
