新函館北斗から千歳までの、特急スーパー北斗23号の特急券・グリーン券です。
新函館北斗駅での新幹線との乗継割引が適用されていて、特急料金が半額になっています。
特急スーパー北斗号は、札幌と函館を結んでいた特急列車の愛称として使われていました。キハ281系とキハ261系が充当される列車に使われていて、過去にはキハ283系の列車にも使われていた愛称です。
2020年のダイヤ改正でJR北海道内の特急列車の愛称から全て「スーパー」を外したので、現在は同じ区間を特急北斗として運転されています。
着駅が千歳になっていますが、2019年3月16日のダイヤ改正から千歳駅から札幌方面へ向かう最終の普通列車へ接続できるよう、特急スーパー北斗23号だけが千歳駅に新たに停車するようになりました。
代わりに従来停車していた南千歳駅は通過となっています。空港支線の新千歳空港行きや石勝線の最終列車が出発した後に到着するため、そもそも南千歳駅での接続列車がないから通過しても問題ないとされたと思われます。
翌年のダイヤ改正で前述したように列車愛称から「スーパー」が外れたため、以降は特急北斗23号が千歳駅に停車しています。
なお、2021年のダイヤ改正で北斗23号が運転取りやめになるため、千歳駅には特急北斗が停車しなくなる予定になっています。
この時はグリーン車に乗車しています。
キハ261系のグリーン車は1号車に位置していて、山側が1人掛け、海側が2人掛けとなっています。
同じキハ261系でも車両の製造時期によって椅子が異なるらしく、2018年頃以前に製造された車両のグリーン席は牛革張りのレザーシート、2018年頃以降に製造された車両だとキハ281系やキハ283系のグリーン席と同型のモケットの色違いのものが使われているそうです。
私が乗車した列車は前者のレザーシートのグリーン席でした。
JR九州の885系のグリーン席のようにホールド感が全くなくズルズル滑る酷い椅子・・・というようなことはないのですが、座り心地や座席周りの機能性を比べるとどうしてもキハ281系やキハ283系タイプのグリーン席の方に軍配が上がると私は感じました。
もっとも、どちらの椅子が来るかは運次第な部分があるので選択の余地はほぼなかったりするのですが…。