青森から新大阪までの、寝台特急日本海の特急券とB寝台券の一葉券です。
翌日の新大阪駅での新幹線乗継割引を適用させているため、特急料金が半額になっています。
寝台特急日本海は、大阪~青森間を日本海縦貫線*1経由で運転している夜行列車です。
客車は24系客車が使われていて、個室はなく全て解放式寝台で構成されていました。機関車は全区間でEF81形電気機関車が使われていました。途中の敦賀駅では機関車の付け替えを行っていました。
かつては2往復設定されていたり、青函トンネルが開業した際には津軽海峡線に乗り入れて函館駅まで運転していた時期もありましたが、2006年に函館乗り入れが廃止され、2008年に1往復が廃止されています。
2012年のダイヤ改正で定期列車としての運転を終了し、以降は多客期の臨時列車としての運転となっています。
今でこそ寝台特急日本海は多客期に運行する臨時列車となってしまいましたが、私が乗ったのは定期列車1往復運転だった時代です。
青森から新大阪まで券面を見る限り14時間以上かかっています。しかし、青森から大阪まで直通する高速バスは存在しないので、通しでの需要はあったのかもしれません。
ただし、臨時化以降は所要時間が延びて、上り列車の場合は青森を16時台に発車して大阪に10時台に着くという誰得ダイヤになってしまっています。関西〜秋田間ぐらいまでなら実用でも使えるかもしれませんが。
私は青森から乗車して弘前辺りまでは起きていたのですが、そこから加賀温泉辺りまで寝てたっぽいので記憶がないです。
車内販売で駅弁を買って、食べた後に二度寝をしたら敦賀に着いていました。敦賀で機関車を付け替えていたので、割と長い時間止まっていました。その間に写真のように後続の特急列車に追い越されていたわけですが……。
敦賀を発車後、三度寝をして起きたら湖西線を走ってました。京都に着くまで向かいの寝台の人と話をしてました。
京都で大半が降り、新大阪で私は下車しました。寝台特急の用途通り寝てばかりいたら、実際14時間の乗車時間もそんな長くは感じないもんですね…。