名古屋から金山までの、復路専用乗車券です。
茅野から三河安城までの乗車券で、名古屋駅にて途中下車を申し出た際に復路専用乗車券が発行されました。その際、340円を払っています。
この340円は、金山→名古屋間のすでに乗車した170円と、名古屋→金山間のこれから乗車する170円の内訳になっています。
金山〜名古屋間ですが、分岐駅を通過する列車に乗車する場合の特例が設定されています。例えば上の乗車券の経路で東海道新幹線と特急しなのを名古屋駅で乗り継ぐ場合、運賃計算上では茅野〜金山間と金山〜三河安城間の営業キロを合計した距離で計算されています。実際には金山駅に東海道新幹線は止まらないので名古屋駅まで行って金山駅まで折り返す形での乗り換えとなるのですが、この場合は特例によって折り返し区間となる金山〜名古屋間のキロ数を含めないで運賃計算を行います。
ただし、この特例は折り返し区間内では途中下車はできないとされています。途中下車をする場合は折り返し区間に対する往復分の運賃が必要となり、その折り返し区間に相当する運賃が復路専用乗車券の販売額となっています。
2017年9月時点では名古屋駅の復路専用乗車券は軟券で発行されていましたが、Twitterで見た情報だと現在は軟券はなくなったようで代わりに判子を原券となる乗車券に押しているんだそうです。