松島から松島海岸までの乗車券です。
経路に「東北接」とあります。これは2015年5月30日に開業した仙石線と東北本線の接続線のことを指しています。仙石東北ラインの列車のみが通ります。
仙石線と東北本線の接続線ですが、運賃計算上では松島駅と高城町を結ぶ路線みたいな扱いになっていますが、実際は東北本線の塩釜〜松島間で分岐しており、仙石東北ラインの列車は松島駅を通りません。
上記の乗車券は運賃計算上では松島駅から直接接続線を通るような経路になっているため、経由欄に「東北」の文字がありません。
ただし、実際には松島駅から高城町まで直接行くことはできず、一旦塩釜駅まで移動して仙石東北ラインの列車に乗り換えることとなります。
なお、塩釜〜松島間は特定の分岐区間に対する区間外乗車の特例が設定されていて、塩釜駅で途中下車しなければ塩釜〜松島間の往復分の営業キロを入れずに計算できます。
写真は仙石東北ラインの全列車に使われるHB-E210系気動車です。
東北本線が交流電化、仙石線が直流電化とそれぞれ電化方式が異なり、両線を結ぶ連絡線は非電化区間になっているため、気動車での直通運転となっています。