広島から宮島口までの、快速etSETOra*1のグリーン券です。
券面の列車名はデフォルトでetSETOraと印字されます。
etSETOraは、2020年10月から12月にかけて開催される「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」に合わせて運行を始めた観光列車です。
従来、呉線を走っていた瀬戸内マリンビューの車両を改造していて、瀬戸内マリンビューの後継列車ともいえます。車両は全車グリーン車指定席となっています。
列車名の「etSETOra」は、ラテン語で「いろいろ、その他」という意味を持つ「エトセトラ」に、瀬戸内の魅力を感じる列車であるのもかけて、「SETO」が大文字になっていたりします。
運行区間が往路と復路で経路と区間が異なっていて、往路は広島から尾道まで呉線経由での運転、復路は尾道から宮島口まで山陽本線経由での運転となっています。
私が乗車した広島→宮島口は復路の末端区間に当たります。
前述したように、車両は瀬戸内マリンビューで使われていた車両を改造しています。
瀬戸内マリンビューではほぼ無改造だった2号車も改装の上でグリーン車となっています。
車内は1号車も2号車も上の写真のようになっています。
1号車には販売カウンターがあり、復路では酒やカクテルの販売も行っています。広島駅から乗車の場合でも発車後すぐであれば利用することができました。
etSETOraの記念乗車証はコースター状の円形のものとなっています。
記念乗車証は恐らく、車内で販売しているカクテルを乗せるコースターとしての利用も想定しているんだと思います。多分…。
広島から宮島口まで30分という短い乗車となりますが、私はノンアルのカクテル*2を飲みながら過ごしていました。広島から宮島口まで市街地の中を突っ切る形なので車窓はほぼ望めません。
宮島口到着は16時40分と、季節によりますが10月だと宮島観光するには遅い時間帯となっています。
とはいえ、広島から乗車してすぐカクテルを買い求めて自分の席で一杯飲むという乗客もそれなりにいたので、走るバーみたいな使い方もできるんだろうな…と思ったものです。